F1復活だけじゃない!今年のホンダはやる気が違う!?

ヤフーのトップページにも載る自動車のリコール。安全第一の自動車ですから、その問題を周知徹底、早急に対策するためにメーカーは公表するわけですが、パソコンやスマホ、家電などに比べて、自動車のリコールって多いように感じませんか? そこでホンダを例に、自動車のリコールを考えてみました!

西村直人=文 Text by Nishimura Naoto
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

ホンダ

’90年代初期にデビューした軽スポーツカー・ビートの後継という声もあるが、同じなのはミッドシップという点だけ。実際は往年のスポーツカーS600を意識。車名やロゴに強く反映されている

◆リコール問題に揺れた昨年から一転、ホンダ復活はF1だけじゃない!?【後編】

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 事態を重く見たホンダは、「品質保証体制強化」を発表し、役員報酬を一部カット。リコールの撲滅に向けた品質問題再発防止策に乗り出している。技術の開発部門である本田技術研究所を筆頭に、生産、品質、カスタマーサービス部門が連携して技術・商品開発プロセスにおける品質保証体制を強化したのだ。

 あわせて、先進安全支援システム「Honda SENSING」も発表し、ユーザーの不安を払拭するかのごとく安全にかける新たな意気込みも表明している。ホンダは、いったんやると決めたら、とことんやる猪突猛進型の企業だ。

 この「Honda SENSING」はスバル「EyeSight」やメルセデス・ベンツ「プレセーフブレーキ」に代表される衝突被害軽減ブレーキだけに留まらず、自車周囲360度をセンサーで検知する最新版で、新型レジェンドやジェイドだけでなく、オデッセイをはじめとした数多くの既存モデルにも早期適合させている。

 こうした取り組みは、トヨタも昨年11月に安全装備「Toyota Safety Sense」を発表しているが、こちらは3月30日にマイナーチェンジを行ったカローラが初の搭載車であり、やや出遅れていると言える。

 また、やる気といえば話題のS660に対する意気込みも強烈だ。世界の名だたるスポーツカーと同じく、エンジンを後輪の前に搭載したミッドシップレイアウトの軽自動車で、ボディを一から専用設計でつくり上げた。

 国内専用モデルの軽自動車のためだけに、どれだけの開発費を掛けたのか……。今度はそこが気がかりだが、F1以外にも、今年のホンダからは、やる気を感じるのだ。

【結論】
S660の開発責任者は弱冠26歳。本田宗一郎の本に影響されてホンダに入社したという、イマドキめずらしい若者だ。彼を支えるのは百戦錬磨のベテランエンジニア。開発現場では、ホンダのDNAは継承されている

<新型レジェンドの走りはNSXセダンだ!>

ホンダ 新型レジェンドの特徴は、3つのモーターで構成されるハイブリッドシステムだ。エンジンを搭載する前輪側に1つ、そして後輪左右に対して1つずつ、合計3モーターと3.5リッターのガソリンエンジンが生み出すシステムの総出力はなんと382馬力! S660の約6倍もある。

 ちなみに、この新型レジェンドのレイアウトを前後逆にして、エンジンをツインターボ化したものが新型スポーツカーNSXのパワーユニットだ。

 そもそも新型レジェンドは、北米でアキュラRLXの名前で販売されていたものを、ビッグセダンが売れないとされる国内市場向けに5代目レジェンドとして導入した。680万円と高価だが“NSXセダン”ともいうべき強烈な走りは病みつきになる




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