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新型ロードスターを見て性的な衝動を覚えました。【自動車評論家・清水草一】

大躍進中のマツダから、新型ロードスターが登場しました。今度のロードスターは4代目。相変わらず、運転することが楽しいライトウェイト・スポーツカーは健在で、たちまち中年男のハートを鷲づかみに。まるで目の前にセクシーな深田恭子がいるかのように、深キョンの連呼であります。新型ロードスター、最高です!

ロードスターMJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆深キョンのようなロードスターがあればアルファロメオはもはや不要なり!

 こ、これは、いよいよ、本当に本物の景気回復の証しなんでしょうか!?

 日本人が国産スポーツカーに見向きもしなくなって幾星霜。まあだいたい15年くらいですかね。ポルシェやフェラーリなど超高級スポーツカーは別枠で売れ続けたが、この15年で国産スポーツカーはほぼ全滅した。

 売れたのはひたすら節約志向のエコカーだけ。給料も物価も下がり続けるデフレ下で、大衆はひたすら家計の縮小均衡を志向したのである。涙。

 それが今年に入って、ホンダS660、そしてこのマツダ・ロードスターと、立て続けに国産スポーツカーが登場し、どっちも凄い人気だ。

 実際の販売台数は大した数字にならないだろうが、デフレ期とは世間の熱気が違う。サカリがついたようになっている!

 実際にこの新型ロードスターを見ればサカリもつこう。とにかくものすごくセクシーだから! 草食から絶食へ向かっていた日本男児が、突然回春しても不思議はないほどに。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=833779

ロードスター

新型ロードスターは「S」(6MTのみ、249万4800円)、「Sスペシャルパッケージ」(6MT270万円、6AT280万8000円)、「Sレザーパッケージ」(6MT303万4800円、6AT314万2800円)の3グレード。先行予約商談の件数が、開始から10日あまりで2000件を突破したそうです

 ボディサイズは相当ちっこい。初代より小さくなっているくらいだ。重量も先代より100㎏くらい軽い。エンジンも2リッターから1.5リッターへ大幅に小型化した。そのあたりはデフレ的な縮小均衡そのものだが、それで魅力は10倍増! そんな感じです。

 魅力の源泉は、まずはこのセクシーなデザインだ。国産車を見て、性的な衝動を覚えるなんてのは、ひょっとして生涯初めてかもしれぬ。

 ロードスターと言えば、初代以来、清楚な美少女系で通してきたが、歳月とともに徐々に太ってピュアさを失い、美少女ぶりは劣化。それが今度のロードスターは、清純系に立ち戻りつつ、成熟してセクシーになっている。

 この控えめに出るところは出たふくよかなボディ。どこにも余計なエッジのない、全面的に女性的なシルエット。キュッと締まったお尻のセクシーさはどうよ!? かつての美少女は25年の時を経て、深キョンになりました。そんな気がするじゃないか。

 このセクシーなスタイルを見たら、もうアルファロメオはいらない。このクルマ、フィアットグループにも供与されて、デザインを手直ししエンジンを換装されて「フィアット124スパイダー」になる予定だが、それもいらない(まだ出てないけど)。この深キョンが地上最高! そんな感じッス。

⇒【後編】「新型ロードスターはATでも深キョンなビンカン&カイカンが味わえる!」に続く https://nikkan-spa.jp/833756

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com





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