小さな支援。GWは全線開通した常磐道で福島県浜通り観光へ
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
常磐道の常磐富岡IC-浪江IC間の14.3kmが、3月1日に開通。3年遅れで、ついに常磐道が全線開通しました。このあたりは今なお帰還困難区域もあり、常磐道から見える景色は、汚染土が詰まった黒い袋と被災した家屋ばかり。常磐道を走る際は、景色や沿道の線量表示モニターに注目しすぎて、前方のクルマにぶつからないように!
清水草一=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆交通事故のほうが1億倍リスクは高い。帰還困難区域を横切る常磐道を走ってきた【後編】⇒【前編】はコチラ
鼻血も出ないまま帰還困難区域を通過し、「南相馬鹿島SA」へ。
ガソリンスタンドはけっこうにぎわっていて、週末はお客さんも多数とのこと。敷地にはステキな売店&レストラン棟が建設中だった。GW直前にオープンするそうです。よかった。
代わりにJR相馬駅前の評判のそば屋でグルメを堪能し、風光明媚な松川浦へ。
津波の爪痕でいまだズタズタながら、福島県浜通り地方に観光に行くことは、小さな支援になると信じたい。
- JR相馬駅前の「ふくしまや」は、元旅館のシブい店構えが、なんだかいい。手打ちそばは、けれん味のない正統派。もぐもぐ、うまい! 福島県民の実直さが表れている気がする
- 復興に少しでも貢献すべく、ハイオク満タンにいたしました。敬礼
- SPA!編集長が青春時代を過ごした南相馬で評判のラーメン店「双葉食堂」は、JR鹿島駅そばの仮設商店街の中にある。が、到着時はすでにスープが終わっていて閉店。残念。次回リベンジしたい

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
夜はイルミネーションがギラギラ!関西最大級の宝塚北SAはゴージャス感満載だがGWの利用は要注意
発表! 夏休みに訪れたい「高速道路サービスエリア/パーキングエリア」
制限速度120km。新東名のアウトバーン化が遠のいた理由
高速道路の西日本SA1位はエクスパーサ多賀に決定! 酒以外は何でもある!!
シルバーウィーク渋滞の高速道路。走りやすさは新東名でもSAで選ぶなら東名がオススメ
「カライ、カライ、旨い!」井之頭五郎が思わず唸ったカレーとは?
「年間200食」フライドポテトを食べる男性を直撃。健康診断の結果、体重の変化を教えてもらった
「卵サンド」を1000種類以上食べた男性を直撃。ハマったきっかけや、健康診断の結果を聞いてみた
「500円以内」で外食を楽しむなら“チェーン店のモーニング”一択。「おすすめの店」「初心者が行くべき時間帯」をプロが伝授
店舗数は5年で2倍…「おにぎり専門店ブーム」は淘汰フェーズに。喫茶店のコメダが参入も“強み”のボリューム感はいずこへ
名古屋メシ・台湾まぜそばは台湾ラーメンの失敗から偶然生まれた一杯だった
都心に続々出店する“アンテナショップ居酒屋”。魅力は食材だけではなかった
たかが枝豆と侮れない!青森県のソウルフード“毛豆”最強決定戦
真っ昼間からお酒とつまみが堪能できる! サラリーマンのオアシスが赤坂にあった
「生茶」をぶっかけるお茶漬け「鯛ひつまぶし弁当」は何が新しい?
いまだに全壊した家があちこちに放置され…能登半島地震から1年、被災地でみた過酷すぎる冬
貧困とDVに苦しんだ「中卒社長」が、カンボジアに小学校を寄付するまで
「原発20km圏内」に残されたペット&家畜たちの今
「いつどこで大地震が起きてもおかしくない」JESEA地震科学探査機構・村井氏が警鐘
原発事故から6年、いまも20km圏内に取り残された動物たちを世話する人々