更新日:2017年11月27日 21:31

新型ロードスターはATでも深キョンなビンカン&カイカンが味わえる!

大躍進中のマツダから、新型ロードスターが登場しました。今度のロードスターは4代目。相変わらず、運転することが楽しいライトウェイト・スポーツカーは健在で、たちまち中年男のハートを鷲づかみに。まるで目の前にセクシーな深田恭子がいるかのように、深キョンの連呼であります。新型ロードスター、最高です! MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
ロードスター

新型ロードスターは、価格的に誰でも気軽に乗れるクルマではなくなりましたが、誰でも運転することが楽しくなるクルマという部分は進化してました。MT操作に不安な人でもMTを選ぶべき!

◆深キョンのようなロードスターがあればアルファロメオはもはや不要なり!【後編】 ⇒【前編】はコチラ  本当の本気で、いま世界中で売られているスポーツカーの中で、この新型ロードスターのデザインが一番セクシーではなかろうか。そこには日本人的な縮み志向や清純好みも入ってますが、本気でそう思います。輸入車の価値は半分くらいはデザイン料って雰囲気があるが、マツダ・ロードスターはデザイン料ナシで深キョンとは涙が出る。  お値段は250万円から314万円くらい。セクシーなお尻が少し似てるBMW Z4の半額以下、これまたセクシーなお尻が陶酔なジャガーFタイプの4分の1以下ならタダみたいなもんだろ!
ロードスター

サイズは、現行よりも全長が105mm短くなり3915mm、全幅は15mm拡大して1735mm、全高は10mm低くなって1235mm。エンジンは現行の2リッター170馬力に対して、1.5リッター131馬力です

 そして走り。これが気持ちいいんだわ……。ロードスターの伝統に則ってパワーは控えめ。別に速いわけじゃない。でもひたすら気持ちいいんだよ! フェラーリやポルシェ的な、絶叫&絶頂死ぬ死ぬ攻撃ではなく、すべてが繊細に作り込まれて心地よくヒラヒラと、すべての反応が適度にビンカンかつカイカンで、それはもう、深キョンと一夜を共にしたらこんな感じですか!? と言うしかないです。全身深キョンです。中年の妄想です。  ちなみに、6速MTと6速ATがあり、深キョン度が高いのはもちろんMTのほうですが、ATでも望外に深キョンなビンカン&カイカンが味わえました。  ただ、この深キョンなロードスターで横浜を流しても、まだ街行く人の反応は薄日程度だった。日本人の真の回春は道半ば、早く津々浦々に恩恵を行き渡らせよう。 【結論】 新型ロードスターは日本経済のバロメーターとして、もっと盛り上がることを祈る。さっそくドイツでとあるデザイン大賞を贈られた。その賞がナンボのもんかサッパリわからないが、まず1勝ということで万歳三唱!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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