美人ラート選手・松浦佑希「身体感覚と向き合いながら、その感覚の変化を楽しむのがラートの魅力」
―[もぎたて!女子アスリート最前線]―
~もぎたて!女子アスリート最前線 第7回~
宇宙空間を遊泳する宇宙飛行士のように、大きな輪を二つの平行に付けた機具を使い、三次元の動きを体現するラート。ドイツ発祥で正式にはルーンラートという。全日本選手権で、キャリア2年目にして総合優勝を果たした松浦佑希選手を直撃した。
松浦:3歳からスポーツクラブ(ピープル)の体操教室に入りました。入るきっかけは活発すぎ、かなり動き回ってたいへんだったそうで親も困っていたところからでした。そこから先生の薦めで小学5年からは池谷幸雄体操クラブに所属し、順調に進んでいました。が、体重制限もあり、中学生になるぐらいに摂食障害になり体のバランスを崩してしまうと、更に平均台の練習中の怪我で選手生命の危機に。ありえない方向への体の捻りにより肘を脱臼骨折してしまいました。
回復して完全復帰まで1年を要し、いざ戻ってもその恐怖感が取れず。体操競技は好きだからやりたい気持ちと怖くて「やりたくない」という気持ちが葛藤していた。聖望学園高等学校に進学してもケガに泣かされ、恐怖感をぬぐえることはなかったが、大学受験に失敗し浪人をしたときに彼女の人生が変わった。
松浦:この期間勉強もあって競技から離れ自分を見つめなおすことができたんです。「やらされる環境から自分でやる環境へ変化した」ことで「やっぱり体操って楽しいな」と感じたことで長年の恐怖感からの脱却ができました。今振り返っても「この1年が無かったらどうなっていたか」と感じるぐらい重要でしたね。
受験のために体操のイベントに行ったときにラートと出会う。「体操に似ていて面白そう」と感じ、進学した筑波大学でラートを始めることになった。
⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=950230





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