急増中の「フェミ男子」は男としてモテるのか!?
昨今、SNSを中心に増加中のフェミ男子。セクハラ、子育てなど、女性差別、女性蔑視につながるようなニュースがあると、女性よりも怒りを露わにし「こういうことをいう男がいるから、男が全員ダメだと思われて迷惑だ」と女性に寄り添った持論を展開する。「フラット目線」「共感目線」という意味では最高峰に位置する男性だが、女子からの意見は複雑だ。
「女性の生きづらさをわかってくれてるなあ、ありがたいなあ、とは思うんですけど、そういう人とHをしたいかというと、それはまた別の話なんですよね。自分でも都合のいい言い分だとは思うんですけど」(27歳・メーカー)
「なんか、セクハラのニュースとかに女性よりも過剰に反応してるのを見ると『おまえに何がわかるんだよ!』とも思ってしまって……。自己顕示欲を発露する手段としてフェミな意見を言っている人って、何となく肌感覚でわかるんですよね」(31歳・飲食)
インチキフェミ男子はしっかり女子に見抜かれているのだ。だが、自己顕示とは無縁のかたちで女性の働き方や子育ての問題に関心を持って積極的に発言しているような男性は、結婚相手としては最適と考える女性も多い。
「友達のフェミ男子は、話は合うし、結婚したら私の仕事を尊重してくれそうだし、子育てもふたりのこととして考えてくれそう。あとちょっとだけ、男としてのアピールがあれば恋愛対象としてもバッチリなんだけどな……」(28歳・通信)
とはいえ、大前提としてフェミ男子の目的はそもそも女にモテることではない。むしろ、日々の振る舞いを「モテるか/モテないか」という価値基準で判断されることに対してこそ違和感を唱えたいはずだ。しかし「女性の生きづらさを理解したい」と考える高邁な精神が、フェミ男子と「男と女として関係したい」と考える女子を生きづらくさせているのだとしたら何とも皮肉な話だ。
週刊SPA!12月8日号では属性と方法論を研究することによって「ヤレる女を見抜いてオトす技術」という企画を組んでいる。「方法論だけでなく、属性を研究すべし」というわけだが、その精度とはいかほどのものか。気になった方はぜひ手にとってもらいたい。〈取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/ただりえこ〉
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