単なるチカラ自慢対決だと思っていた「ウェイトリフティング」がすごく繊細な競技だった件
~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第24回~
フモフモ編集長と申します。僕は普段、スポーツ観戦記をつづった「スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム」というブログを運営している スポーツ好きブロガーです。2012年のロンドン五輪の際には『自由すぎるオリンピック観戦術』なる著書を刊行するなど、知っている人は知っている(※知らない人は知らない)存在です。今回は日刊SPA!にお邪魔しまして、新たなスポーツ観戦の旅に出ることにしました。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1089005
穴場競技に共通することとしましては、大会の情報が公式サイトなどに掲出されていないことがあります。たぶん協会からの連絡が登録競技者に届くような仕組みがあるんでしょうね。会報とかメルマガとか。で、競技者だけ知っていれば別に構わない、と。お客が来るとは思っていないものですから。だもんで、世間様に対して改めてアピールする必要はないので、公式サイトには載らない……そんな流れになるのかと思います。
たまに情報が載っているなと思っても競技者向けのものだったりして、「参加者は何日までに何円を支払うこと」みたいなお知らせが載っていたり。僕はそのたびに協会とかに電話をしまして、「客は入場できますか」「お金かかります?」「ていうか、どこでやるんです?」と確認をするのです。もちろん今回も。
今回チェックしに向かった穴場は「ウェイトリフティング」。いわゆる重量挙げ。日本では三宅宏美さんの一族がやっていることで知られる競技です。以前から公式サイトをチェックしつつ、手近なところで大きめの大会が開かれるのを待っていたところ、埼玉県上尾市でジュニアオリンピックが開かれるというじゃありませんか。うむ、ジュニアとは言えオリンピックならいいでしょう。問題は「埼玉県上尾市」以外の情報が一切見当たらないことですが……。
ツイッターなどで過去の大会情報を探っていくと、どうやら上尾市にあるスポーツ総合センターなる施設で大会が開かれている様子。今回もどうせそこだろうとアタリをつけ、電話を掛けますと、やはりそこであるとのこと。一般の観覧も可能だそうですが、大事な注意としてスリッパを持参するようにご注意をいただきます。会場は土足厳禁だそうです。うむ、手作り感。
上尾駅に到着すると会場までのアクセスはバスが便利とのこと。Yahoo!路線検索でもオススメの「けんちゃんバス」を利用します。停留所には大学の重量挙部のメンバーが集っており、重量挙部のゴツゴツした面々に物見遊山がひとり混ざって現地へと運ばれていきます。
※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら
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