更新日:2021年04月04日 11:51
カーライフ

王者テスラに対して現状は竹ヤリ…それでもEVを国産メーカーがやる理由

EV界のB29こと、テスラ・モデル3に挑む、マツダのEVは、こだわりの竹ヤリだ!

 最近は、AVよりEVに興味津々の担当Kです。テスラ・モデル3が大幅値下げしたことで、世の中のEVはテスラ一色になってしまうのでは……と危惧しております。そもそも日本ではEV=日産リーフじゃなかったっけ? あえて、モデル3じゃなく、マツダやホンダのEVを買う理由はある? など、EVに関する疑問をぶつけてみました!
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MAZDA MX-30EV MODEL

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

今さら聞けないEVの疑問

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航続距離、充電速度、価格を考えれば、テスラ・モデル3は素晴らしいです。ただ、クルマは実際に乗ってみないとわからないもの。スペックだけでは判断できません!

 マツダが初のEV「MX-30EVモデル」を発売した。バッテリー容量はホンダeと同じ35.5kw(同じパナソニック製を使用)。航続距離はWLTCモードで256㎞。価格は451万円~。  テスラ・モデル3が、衝撃の156万円の値下げを発表した今、これでは勝負にならない。なにしろモデル3の「ロングレンジAWD」は約2倍の航続距離を持ち、価格は499万円なのだから!  しかもテスラは、「スーパーチャージャー」というテスラ専用の超急速充電ステーションを全国に26か所持っていて、今も増やしている(3月8日現在)。これはもう、B29に竹ヤリで突撃するようなものである。  そこで担当Kが、率直な疑問をぶつけてきた。
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マツダのEVに勝ち目はない?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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