カーライフ

156万円値下げのスマホ的EV「中国製テスラ・モデル3」で600km充電旅

モデル3で充電巡り。本気でEV普及を考えているのは、テスラだけかも!?

 テスラといえば、クルマよりイーロン・マスクCEOのほうが有名かもしれません。先日は、テスラ株暴落で1日にして約140億ドルの資産を失うなんてニュースが話題になりました。しかし、カーマニア的には、そんなニュースよりも衝撃だったのが、テスラ・モデル3の大幅値下げ。国産EVが足元にも及ばないテスラの本気にドギモを抜かれました!
オートクラブ

TESLA MODEL 3

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi

現行最強EVはやはりテスラなのか?

 2月17日、テスラより衝撃的なリリースが届いた。それは、テスラ・モデル3の想像を絶する大幅値下げのお知らせであった。  最廉価グレードの「スタンダードレンジプラス」が、511万円→429万円へ82万円値下げ。中間グレードの「ロングレンジAWD」にいたっては、655万円→499万円へ156万円の値下げとな!!「なんじゃこりゃ~~~~!!」  従来の自動車メーカーには、逆立ちしても不可能な荒業である。しかしテスラはやる。タブーはない!  今回の値下げは、すでに中国や欧州では先行実施済みで、モデル3を米国工場製から中国・上海工場製へ切り替えたことによる。  ボンクラは「やっぱ中国は人件費が安いから?」なんて言いそうだが、さにあらず。バッテリーを従来のパナソニックや韓国LG製から、中国のCATL製に変更するなどして大幅なコストダウンを実現。  逆に中国製のほうが品質アップし、航続距離も伸びているというから恐るべし。これはぜひ試乗しなくては。そしてテスラ充電巡りの旅をしなくては!
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ドギモを抜かれることの連続
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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