人生の先輩たちが愛してやまない歌舞伎町の老舗で新しきを知る夜【後編】

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サントリーラウンジ ロータリー 続いて訪れたのは、泣く子も黙る風林会館。真っ赤な制服のエレベーターボーイ(というか大先輩)が案内してくれたのは「サントリーラウンジ ロータリー」だ。

 最大150人は収容できるという巨大なフロアは、客と女のコでギッシリ。ステージ前にはチークダンスを踊るプレイボーイたち。

サントリーラウンジ ロータリー

民謡が十八番の専属歌手の伊藤はるかさんは接客も担当

「ここが本当の歌舞伎町。妖しさとスリル、両方あるでしょ(笑)」と仰るのは、店の専属歌手でもある伊藤はるかさん。「お店は今年で創業48年。20代後半から店と同い年、往年の銀座のスターから戦中派まで“女のコ”はよりどりみどり。ここはずっと前から熟女ブームよ」とトークも粋なのだ。

 カラオケをしたり、チークを踊ったり、ショーを見たり、一緒におでんをつまんだり、味噌汁を出してくれたりと、ここが歌舞伎町のド真ん中だということを忘れさせるほどのアットホームなノリだ。

 歴史と懐を兼ね備えている歌舞伎町。温故知新、知らなかった世界が広がっていた。

【サントリーラウンジ ロータリー】
新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館6F
電:03-3205-1801
営:19時半~翌1時
料:5000円(飲み放題)~
※個室あり

サントリーラウンジ ロータリー撮影/渡辺秀之 協力/O氏(夜遊びガイド)

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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