第五十夜【後編】



【テキサス(29歳)】

 女のコの給料は派遣先の時給計算で、日払いで支払われる。派遣会社の収入は、1日1人派遣して得られる3000~4500円の手数料。一日最高100人もの依頼があるとか。

「キャストの急な欠勤や、人数が必要なイベント日などに利用されています。店側も、必要なときに必要なだけ人数を確保できるため、コストの削減になるんですよ」

 店側だけではなく、女のコサイドの需要も高い。この夜の派遣という働き方が知れられるとともに、登録スタッフの数も増えている。

「当然、経済的な問題で働いているコが多いでしょうね。ほとんどのコが昼間の仕事(下記グラフ参照)を兼ねていますが、満足な収入が得られないんでしょう」

 職種上、派遣キャバ嬢に登録している女性は25歳以下が約8割を占めるが、30代以上の登録者も多いとか。昼間だけでは十分に稼げない、そんな現実が見える。

派遣キャバ嬢は口説きやすい!?

では、実際に派遣登録している女のコに聞いてみた。

「昼間は喫茶店のアルバイトをしています。それだけじゃあ、貯金も買い物もできないから、今は週3~4日ペースで派遣キャバ嬢として働いているかな。前はキャバクラで働いたんですけど、ノルマが厳しくて辞めました。この派遣なら、人間関係のしがらみもノルマもないので、スゴく楽です」(ナナミちゃん・仮名・21歳)

 また、昼間は手取り20万円弱の保育士をしている美咲ちゃん(仮名・23歳)もまた、経済的な理由で派遣登録しているという。

「昼間の仕事が忙しく、かと言って、時間の融通が効く兼業バイトもありません。でも、派遣なら平日でも終電までに終わる店舗で働いたり、休日でも働ける店を探すことができるんです。若い間しかできない仕事だし、女磨きも目的のひとつ。オシャレをしたり、接客を通して気配りのできる女性になりたいんですよね」

 ちなみに、松浦氏によれば、登録女性は首都圏だけでなく、沖縄在住のコまでいるとか。

「東京近郊の登録スタッフも多いですが、東京に遊びに来た際の、滞在中のお小遣い稼ぎとして登録しているコも多いですね」

 そんな気軽なノリの派遣キャバ嬢なら、手練手管を弄するプロのキャバ嬢よりもきっと口説きやすいはず。そう思い、せっかく固く締めた財布の紐を緩めてしまうテキサスでした。


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大学生、フリーターが多いのはまだわかるが、一番多いのが実は会社員。
それだけOLの給料が安いということなのか



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登録の理由は「女磨き」と話す美咲ちゃん(右)。ナナミちゃんも「女のコなら一度は
水商売を経験して損はない」と話していた。これも時代か!?



撮影/磯野祐次

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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