第九十四夜【後編】

 南口に回り、線路沿いの道を歩く。ラーメン屋が密集するこの通りはギャルも激減。近くに葬儀場があるせいか、喪服姿の集団が行き交うカオスな通りだった。少々面食らいつつ行くと、巨大なディスコ風の建物を発見。酔客に聞けば、老舗のキャバクラなんだとか。都内にはない路面店に興味を惹かれ、店に入ると、激しいポールダンスが! リーズナブルなお値段で本格的なショーが見られるとはお得な気分。しかも、ショーダンサーと一緒に飲むことができる、ある意味レトロなスタイル。都心のショークラブにはないおおらかさがあるのだ。混沌と秩序。斬新さと温故知新。”千葉のシブヤ”は茨城や埼玉の空気をも混ぜ、本家以上の”磁場”の様相を醸し出していた……。

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ポールダンサーのショーとキャストのオリジナルダンスショーが一日数回。
ドル札を模したチップ(1000円)を購入すれば、ステージ上でお楽しみも。
ショーの前後は女のコと一緒に飲んで盛り上がろう

【ショークラブ ClubKing】

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セクシーなダンスを披露してくれたポールダンサー歴7年の芽衣嬢(右)とキャストの美美嬢(左)

住:千葉県柏市旭町1-8-14 ヒロ柏ビル1F
電:04-7147-2746
営:21時~ラスト
休:日
料:5000円(60分)~指名料8000円 ※セット料金込み(オールタイム可)

協力/O氏(夜遊びガイド) 撮影/渡辺秀之

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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