“中邑ロス”でプロレス離れが? 中邑真輔、WWEを語る
「中邑がいなくなってから、プロレスを見なくなった」――そんな言葉をよく耳にする。
今年1月、新日本プロレスを退団し、4月、米国WWEに入団した中邑真輔。ファンの多くは、「中邑が決めたことだから」と快く見送った。
しかし、そう簡単に割り切れるものではない。中邑のカリスマ性はとにかく凄かったのだ。コスチュームから何から何まで、“真様”の真似をするファンが続出した。プロレス会場の女子トイレの鏡の前で、中邑ヘアーの刈り上げ女性が偶然3人並んだこともある。ちなみにその内の一人は私だ。彼ら彼女ら、私にとって、中邑こそがプロレスだったのだ。
日本でも、WWEネットワーク(※WWEの動画配信サービス)で中邑の試合を見ることはできる。しかし意外にも、その後の中邑を追っている人はそう多くはないように思う。「英語の実況が分からないから」「いつ試合をしているのか分からないから」。理由はいくつか考えられるが、一番の理由は「距離があるから」ではないだろうか。とくに最近のプロレスファンにとって、レスラーが身近な存在であることは極めて重要な要素だ。
昨日、WWE Japanがメディア向けに、中邑本人との合同電話インタビューを敢行した。そこで、中邑自身はこの“中邑ロス”現象をどう思っているのか聞いた。
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尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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