女子大生、水商売、腐女子…池袋に集う人たちをエリア別に分析――ティッシュ配りとナンパ師の数から紐解く
池袋は、東口・北口・西口で全く異なる顔を持つ街だ。たとえば、路上に立つ男。とにかく女性の多い場所に集まるティッシュ配りと、ヤレそうな女性を探すナンパ師ではその出没場所に大きな違いがある。
現在の池袋でそれぞれが最も活躍している場所はどこなのか。実地調査した最新版の結果を紹介しよう。
◆池袋駅北口
中国人をはじめとしてフィリピンや韓国など多国籍な人が集う池袋駅北口エリア。水商売のスカウトはいるものの、ナンパ目的の男性はほとんどいない。一見、ナンパ目的に見える男性グループもいるが、その正体は私服のホスト。ティッシュ配りは北口を出てすぐのところに2、3人いる程度だ。
同エリアは安いチェーン居酒屋が多いため、男女混合の学生グループが多い。ティッシュ配りは、こうしたグループの女性にはティッシュを渡さない。そのため、北口にティッシュ配りはあまり立っていなかったのだ。また、ひとりで歩いている女性のほとんどは出勤前後の水商売系。そのため、ナンパスポットとしても人気が薄い。
◆池袋駅西口
西口はナンパ目的の男性が最も多いエリアだ。取材班が調査した1時間半のあいだに、目撃したナンパは少なくとも9回。サラリーマンのナンパ師が女子大生に声をかけるパターンがほとんどだった。対して、ティッシュ配りは1人だけ。エリア随一のナンパスポットと言えよう。
同エリアには女子学生が多い立教大学があるため、駅前は女子大生で溢れかえっている。ナンパ目的の男性が多いのも当然の結果と言えるだろう。
こうした状況にもかかわらずティッシュ配りが少ないのは、単に歩道が狭いことが要因だと考えられる。西口には大きな道路があるが、左右の歩道は2列になって歩くと人が通れない幅しかなく、ティッシュ配りが立てるスペースがないのだ。
◆池袋駅東口
東口エリアはティッシュ配りの人数が最も多く、平日夜8時にはサンシャイン通りだけで6人確認できた。ナンパ目的らしき男性は2、3人いたが、足を止めた女性はいなかった。
アパレルショップやアミューズメント施設などのスポットが集まる東口周辺は、池袋の中でも人が最も集中しているエリアだ。女性を含めてとにかく人が多い。そのためティッシュ配りも多いのも納得できる。
人の流れの両端にティッシュ配りがスタンバイし、通行人が手を広げているとコンベアのようにティッシュが積まれていく。なかには、洋服のフードにティッシュを入れる輩もいるほどだ。
東口には首都圏の腐女子が集う「乙女ロード」がある。そこへ向かう一人の女性も多いため、ナンパも頻発していると思いがちだが、実はそうではない。彼女たちは目的に向かって一直線に早足で歩くのみ。ナンパ師にとっては成功が難しい相手と判断されているのかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

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