更新日:2022年07月02日 09:56
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安倍昭恵首相夫人が語る「大麻(ヘンプ)は“捨てるところがない”有用な植物」

「大麻=違法薬物」との誤解を解く必要がある

「智頭麻の油」を味わう昭恵夫人

 そして、難病治療など医療用としても価値があるといわれている。日本では「医療用は認めてもいいのでは」と、今年になってようやく国会で議論が始まったばかりだ。 「大麻=違法薬物との誤解も大きく、大麻文化の再生のためには、この誤解を解くことが必要。例えば『麻模様』は日本の伝統的な柄でもあります。縄文時代以来、日本人の生活に欠かせない植物。偏見を外し、この伝統文化をもっと知ってほしい。これから栽培を考えている地域とよく話し合って理解を深め、各自治体の首長にもお願いしていきたいと思っています」 【大麻(ヘンプ)とは】 古くから広く日本に自生していた大麻草(=麻)は日本人の生活と密接に結びつき、縄文時代から植物、燃料、衣料、食料、医療、祭事、神事などに使われてきた。「大麻」「大麻草」「ヘンプ」「マリファナ」は、植物学的にはすべて同じもの。日本で認可を得て栽培されている大麻は、品種改良した産業用の大麻で麻薬成分はない。日本で「麻」と言えば伝統的には大麻だけを指していたが、亜麻や苧麻、黄麻、洋麻なども知られるようになり、ほかの麻よりも大きいこの麻を「大麻」として区別するようになった。日本に自生する麻のほとんどは「大麻」である。麻薬としての大麻=マリファナとの混同を避ける意図から、産業用大麻=ヘンプとの言い方も広がってきている。 3/29発売の週刊SPA!「偏愛道 安倍昭恵首相夫人が薦める大麻(ヘンプ)グッズ」では、食品、小物、衣料、医薬品、プラスチックから飛行機まで、大麻からできた製品の数々を紹介。大麻グッズが、食糧危機やエネルギー危機から日本を救う!? ※「SPA!」本誌記事では麻薬成分のない、産業用の大麻(ヘンプ)製品をとりあげています。 取材・文/谷崎テトラ 写真/北村土龍
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