更新日:2016年06月08日 13:14
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東京駅から電車で60分、「都心からもっとも近い廃村」はこうして生まれた

家電や衣服類はそのまま

 いざ入ってみると、細い一本道がひたすら山の頂上へと続いており、途中には錆びた自転車や台車が点在。アブやハチなどの害虫をかわしながら歩いていくと、早速「立ち入り禁止」の看板とともに朽ち果てた家屋があちらこちらに出現。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1127747  外壁にはスプレーで数字が書かれており、どうやら建て壊しをする順番を示しているようだ。

玄関前には学生服が

日付を見ると平成3年の文字が

 誰かに割られたのか、窓ガラスがない一軒の家の中を覗いてみると、電子レンジなどの家電から学生服まで、以前人が生活していたことがわかる残留物が多く残されていた。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1127753

中は生活感にあふれていた

廃村にほど近い住宅街

 鳥の剥製、人形の頭なども確認することができ、静けさも相まって不気味さに拍車をかける。途中にあったアパートの前にたどり着くと、散乱した郵便物を発見。日付を見たところ「平成3年」の印刷がしてあり、人の手も入らないままここで四半世紀以上歳月が経ってしまっていることがわかる。
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約30年手付かずの理由は?
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