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「仕事がつまらない」は、日本の国民病!?

 仕事がつまらない……という悩みは、『週刊SPA!』本誌でも何度か取り上げてきたが、各種調査は日本人の仕事へのモチベーションが洒落にならないレベルまで落ちていることを示している。

「コンサル会社のタワーズワトソンが’12年に行った調査によると、総合的なエンゲージメント(仕事への熱意)が高い社員は、グローバル平均で35%いるのに対し、日本では13%しかいない。逆にエンゲージメントが低い社員はグローバル平均が26%なのに対し、日本では50%に上ります」と話すのは、組織論の専門家である太田肇氏。

「仕事がつまらない」は、日本の国民病 一方で、「転職する気はない」と考えている社員が異様に多いのも日本の特徴(ISSP国際比較調査「職業意識」2005年では、32か国中2位)。「仕事はつまらないし会社に対する忠誠心もないが、ほかに行くところがないから居座ろう」というのが、典型的な日本のサラリーマン像なのだ。

「この“社員が会社を辞めない”という事態が、あらゆる不幸の温床になっていると言えるでしょう。このせいで職場にはムダな管理職が溢れており、彼らは要らぬ口出しをして部下のヤル気を削ぎます。さらに、こうした環境でも部下が辞めようとしないため、部下の不満をすくい上げようという上司は少なく、働く環境は一向に改善されない。さらに、社員に求められる責任や貢献が不明確なので、部下は手を抜き放題。これではモチベーションが上がるわけがない」

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前向きな姿勢が生まれにくい日本人の“チームワーク”

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