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現実を見すえたアイドル「こうやもゆ」が語る“アイドルという生き方”――売れてないけど売れたくもない!?

こうやもゆ

メガネがトレードマークの彼女だが「もともとメガネキャラを目指していたわけじゃなくて、単に目が悪かっただけ。前の事務所の人から『他に身体的な特徴がないからかけておいて』と言われたのでそのままメガネキャラになった」とか

 それ以降は、ほぼ“フリーランス”としてアイドル活動を継続し、今年3月には前の事務所との契約が切れて完全にフリーになった。どうやって仕事を得ているのか尋ねると「ほぼツイッター経由でお仕事をいただきます」という。 「ツイッターで定期的に『お仕事ください』とつぶやいていると、いろんなところと繋がれるんです。今、働いている秋葉原の『グラドル文化祭』というお店に誘われたのもそうだし、2年半前に初舞台に立ったのもそう。今はそういったお仕事と撮影会がメインですね。ほかにも新宿の酒桂田というお店で1日店員やイベントをさせてもらっているので、1週間のうち、ほとんどは超至近距離で“おたく”と会って過ごしています」  こうやもゆさんは自分のファンのことを、親しみを込め、あえて「おたく」と呼んでいる。それは「“ファンの方”と呼ぶほうが、遠い距離に感じるから」だという。 「アイドルとおたくはちょっとした運命共同体で。私のように、事務所の支援も無く、たいして売れていない人種の場合、会いに来て応援してくれるおたくがいるから生きていけるし、会いに来る人がいなくなったら即滅びるしかないんです。極端な話、来週から全然仕事がなくなって家賃も払えなくなったら廃業するしかない。おたくにも『暮らせなくなったらその日が“こうやもゆの終わり”』と言っています」  夢もへったくれもない話だが、彼女のそういったリアル思考は、元アイドルファンとしてアイドルの自分を冷静に分析したからこそ導き出された結論のようだ。 「私のなかでは自分を『ある程度のところまではいけても、圧倒的なカリスマにはなれない』って思っているんです。目の前の一人の人を夢中にさせることはできても、ドームの大観衆を夢中にさせることはできない。だから、最低限の暮らしができて、お客さんが求めていることを提供できて満足してもらえたら、それで十分と考えています。だからこそ、仕事を詰め込んで1日に2、3現場を必至こいてまわって、疲れてゲッソリした顔でおたくに会うのは嫌なんです。でもそれって、売れまくったら無理なわけで。……私には、今のこの状況がベストだと思っています」
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彼女にとって「アイドルでいること」は…
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