ストーンコールド“ロイヤルランブル”初優勝――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第240回(1997年編)
試合はそのまま続行され、ストーンコールドが50分20秒、ベイダー、アンダーテイカー、ディーゼルの3選手をまとめて場外に落とし、さらに50分29秒、ブレットをオーバー・ザ・トップロープで失格させてタナボタ式に“ロイヤルランブル”優勝をさらった。
いかにもヒールらしいズル勝ちといえばそういうことにもなるし、観客の怒りを買うレフェリーのミスジャッジといえば、まさにそういうパターンだった。
長編ドラマのストーリーラインとしては、この時点での主役はあくまでもアンラッキーな形で優勝を逃したブレットで、アラモ・ドームに集まった6万人超の大観衆はその大半がカジュアル層だったためか、ストーンコールドの未完成のオーラにはまだ気づいてなかった。
ブレットは、ストーンコールドとの闘いである試みにトライしようとしていた。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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