ストーンコールドが“ロイヤルランブル”優勝――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第277回(1998年編)
1988年の第1回大会から数えて通算11回めの開催となった時間差式変則バトル“ロイヤルランブル”は(1)カクタス・ジャック(ミック・フォーリー)、(2)チェーンソー・チャーリー(テリー・ファンク)、(3)ロッキー・メイビア、(4)ヘッドバンガー・モッシュ、(5)フィニアス・ガドウィン、(6)8ボール(ロン・ハリス)、(7)ブラックジャック・ブラッドショー、(8)オーエン・ハート(9)スティーブ・ブラックマン、(10)ディーロー・ブラウン、(11)ケラガン、(12)マーク・メロ、(13)ケン・シャムロック、(14)ヘッドバンガー・スラッシャー、(15)マンカインド(ミック・フォーリー)、(16)ゴールダスト、(17)ジェフ・ジャレット、(18)ホンキートンク・マン、(19)ハンター・ハースト・ヘルムスリー(トリプルH)、(20)アーメッド・ジョンソン、(21)マーク・ヘンリー、(22)スカル(ドン・ハリス)、(23)カマ・ムスタファ、(24)“ストーンコールド”スティーブ・オースチン、(25)ヘンリー・ガドウィン、(26)サヴィオ・ヴェガ、(27)ファルーク、(28)ドゥード・ラブ(ミック・フォーリー)、(29)チェインズ(ブライアン・リー)、(30)ベイダーの全28選手30キャラクター出場(入場順)。
心の師であるテリー・ファンクとともにトップバッターとして変則バトルロイヤルに登場したミック・フォーリーは、この日、“デスマッチ王”カクタス・ジャック、“怪奇派”マンカインド、“サイケ男”ドゥード・ラブという3つの異なるキャラクターを演じ分けた。
前年度優勝者で今大会の優勝候補の筆頭といわれたストーンコールドは24番めにエントリー。リングインと同時にM・メロ(39分34秒)、8ボール(39分46秒)の2選手をトップロープごしに場外に落とし、さらにスラッシャー(51分30秒)、カマ(51分36秒)、ヴェガ(52分21秒)、チェインズ(53分20秒)を次つぎにオーバー・ザ・トップロープ=場外転落で失格させた。
最後の最後までリング内に生き残ったのはストーンコールド、D・ラブ、メイビア、ファルークの4人。エントリーナンバー4で入場してきたメイビアはこの時点ですでに50分以上、リング内にいた計算になる。
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