“心の勃起度”を競うシュールなイベント、優勝作品は女装癖&露出マニアの中年男優の生き様
甲高い声の小柄なおじさんが夜の公園で女優に野外露出をレクチャーする姿やヌーディストビーチで見ず知らずの人々に裸を見せつけるシーンなど、端から見ればシュールな場面であるはずが、それだけじゃないから勃-1作品は油断できない。あらがいいようのないほど、強く引き込まれてしまう目には見えない「何か」が、しっかりとスクリーンに映り込んでいるのだった。まっすぐな瞳で露出について語るおじさんの姿は美しいほどに純粋で、会場全体が「これは一体何なのか?」と、固唾を呑むような雰囲気に包まれるのを感じた瞬間でもあった。
エキシビジョンマッチとはいえ、名古屋編は文句無しに梁井監督の優勝。テレキャノ上映後にはカンパニー松尾監督によるトークショーも行われ、「うんこを食べると便通が良くなる」という名言(迷言?)で観客を沸かせていた。
今回は女装・ニューハーフクラブイベントを主催するはすみはずみ氏と女子大エリアにて「薬膳BAR」を営むIriyama氏がタッグを組んだ新感覚クラブイベントの第一弾として開催された。
「自分たちが好きなものを、もっと周りの人たちと共有したくてこのイベントを行うことにしました」と語っていたのが印象的だった。
実際、オールナイトイベントにも関わらず、立ち見客が出るほどの大盛況のうちに終演。東京ではなかなか見ることのできないコラボだっただけに、今後、どのようなイベントが行われていくのか楽しみである。
現在、名京阪神の劇場限定でBiS×SiSキャノンボールが開催中。勃-1グランプリは次回、初夏の開催を予定している。春も近い今日この頃、心を突き動かす何かを探しに一歩、外の世界へ飛び込んでみるのはいかが? <取材・文/佐藤麻亜弥>
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