「僕だって新車に興味あるんですよー。だからよくディーラーで試乗はさせてもらってたんですけど、フリーランスでローンが組めそうになかったので。それが今回、試しにローン審査してもらったら、通ってしまったんですよねー」 　そんな理由かよ！ ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1324303 「いやー、実際試乗したら、アクセルを踏むとグイッと加速して、アクセルを戻すとグイッと減速して、ブレーキペダルを踏まなくてもクルマをコントロールできる面白さに惚れました。日産は“ひと踏み惚れ”って言ってますけど、まさにそのまんまで、操り人形のように判を捺してしまいましたー」 　ローン審査が通ったと聞いた時、他の選択肢、例えばプリウスも考えたが、プリウスの良さはもはやあまねく知れ渡っていて目新しさがなかったため、どうせ新車を買うなら、今までなかった運転感覚をと思い、そのままノートeパワーを購入したという。実は世間一般のユーザーも同じようなものらしく、eパワーを含む日産ノートの販売は、このところ快進撃を続けている。昨年11月は日産車として30年ぶりに国内販売台数首位に輝き、1月にも再度奪首。あのプリウスやアクアを抑えての第1位は、快挙と言うしかない。 　ところでフナタン、実際愛車にしてみてどう？ 「運転が面白いのはもちろんですけど、やっぱり燃費がいいってすばらしいですねー。これまでの平均はリッター21kmくらいです。仕事がらけっこう距離を走りますし、ギャラが経費コミのこともあるので、気軽に出かけられるのがうれしいです 　それにしても、eパワーがこんなに売れるとは……。 「売れるとは思いましたけど、まさか首位になるとは思いませんでしたねー。街にウヨウヨしてしまうのは少し悔しいですけど、僕のはモードプレミアというグレードで、顔が少し違うのでよかったです」 　さすがカーマニア、相変わらずどうでもいいことにこだわっているが、それで女子にモテるわけではなかろう。 「でも、今までのクルマよりはモテるかも、って思うんですけど」 　言われてみれば……。ポンコツよりはどこにでもある新車の方が、女子ウケは断然いいかも！ 「なにしろファミリーカーですからねー。これで僕もあとはファミリー待ちですねー（笑）」 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1324309 【結論】 ノートeパワーは、一見いかにも普通のファミリーカーだが、その走りにはカーマニアをとりこにする魅力がある。それを買ったフナタンの癒しの魔力に、どこかの女子がとりこになる日がくることを祈っています。涙
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中