更新日:2017年11月27日 21:03
カーライフ

ひと目で絶対モテると確信したテスラのセレブSUV「モデルX」が女子に不人気だった意外な理由

性懲りもなく、女子にモテるクルマを探している当欄ですが、ついにロールス・ロイス並みのモテグルマに出会いました。それがテスラのEV(電気自動車)第3弾のモデルX。担当Kの目にはゲンゴロウのように見えましたが、ガルウィング(後席)を開くと、高貴な感じムンムンです。そんなモデルXのモテ度合を検証してみました! テスラモデルXMJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

天才的起業家、テスラCEOのイーロン・マスクはまだまだでした。涙

 私はテスラ社およびスペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏を大尊敬している。それは主にロケット事業における限りない野望に対してだ。  私はロケット打ち上げ見物マニア。マニアと言ってもたった6回しか見に行ってないし、うち2回は打ち上げ延期で見られなかったが、しかしロケット打ち上げの神々しさは言語に絶する。あれほどの超絶精密機械をわずか数分間で燃焼させ尽くし、重量にして数%程度の衛星部分を残して宇宙の藻屑にするのだ。その高貴さたるや、スーパーカーの比ではない。  もちろんロケットの使い捨てについては「もったいない」という声が以前からあり、それでスペースシャトルが生まれたわけだが、実際使ってみたら使い捨てロケットのほうが安上がりでした!っつー本末転倒で、6年前に退役した。  ところがイーロン・マスク氏は、それを「ロケットの垂直着陸&再利用」という、想像を絶する精密制御によって克服しようとしているのである! しかもNASAじゃなく民間の技術力で! 涙が出る。  そんなイーロン・マスクが作った電気自動車の第3弾が、このテスラモデルXです。第1弾はスポーツカー、第2弾はセダンでしたが、第3弾はSUVとなりました。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1298153
テスラ モデルX

モデルXの乗り心地は快適。筋斗雲のような感じ(乗ったことないけど)。サイズは全長5037mm、全幅2070mm、全高1680mmなので、ちょっとデカいかも

 このクルマ、すでに昨年9月から日本でも受注が開始されているが、本誌も今回ようやく乗ることができました。
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実物を見た瞬間、「このクルマは絶対モテる!」
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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