更新日:2017年11月15日 17:39
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ツイッターで見かけた可愛い女装男子たちにメイクのコツを聞いてみた…【女装小説家・仙田学】

Iさんの場合

「最初は恥ずかしいけど『絶対綺麗になりたい!!』ってて気持ちを優先させれば、買物客が少なめな量販店の化粧品コーナーや、私は大手ドラックストアのメイクコーナーで美容部員さんに『ファンデーションの色合わせ』をお願いしてメイクのやり方を何度も教えて頂きましたよ」  と教えてくれたのはIさん。  美容部員さんたちはみんな親切で、面白がって女装に協力をしてくれるという。  まずはファンデーションの色合わせを口実に、ファンデーションとマスカラ、ビューラーを買ったついでにフルメイクをしてもらう。  何度か通いながら、ルージュやグロス、チーク、化粧筆、アイライナー、アイブロウ、アイシャドウと増やしていくのもいい。  無料に近いメイクサービスを受けられる……。  自分でもメイク道具を使って、鏡の前で何度も何度も練習をすることが大切。  ウイッグの販売をしている美容院は、顔立ちに合わせてカットやシャンプーもしてくれるのであとあと便利だとIさんはいう。  通販だと『Raf』がおすすめ。お値打ち品が多い。  服装は年齢に合わせたブランドや、しまむら、ユニクロ、GUなどのユニセックスな服装から入るといいのでは。 「自分の好きな着てみたい色目と、実際に似合う色目は往々にして違うので、私は一度ISETANのカラーコーディネートコーナーでカラー診断を受けた事があります。(今も無料なのか!?)カラーチャートを貰えたので今でも婦人服の買物の際は持ち歩いてます」 「百貨店の婦人服売り場や女性下着売り場、化粧品コーナー、美容院も最初の第一歩がハラハラドキドキですし、ハードル高そうですが、謙虚に私は綺麗な女の子になりたい!!お手伝いよろしくお願いしますって姿勢で恥ずかしがらずに店員さんとお話することですね」  店員さんにとりあえずカミングアウトして教えてもらう、というIさんのアイディアは、私にとっても画期的だった。  私の女装メイクは独学ではない。おおむね彼女や女友達から教わったり、してもらったりしてきた。そのプロセスも、女装の一環だった。  女の子にメイクを施してもらい、「可愛い」とチヤホヤされる。それが快感。  お店のひとに協力してもらえるのなら、彼女や女友達がいなくてもそのプレイが可能になるだろう。  ちなみに、Iさんの話にでてきた「カラー診断」だが、現在そのサービスが行われているのはISETAN新宿店のみ。  顔と髪の色から、自分にあった洋服の色合いを、無料で診断してもらえる。カラーチャートももらえるので、買い物をするときに楽になるだろう。  また、ISETANでは男性が婦人服を選ぶときにアテンドさんがついてアドバイスをしてくれるというサービスも行っている。  ISETANの他の店舗では、「カラー診断」のサービスは行われていないが、有資格者のスタッフも多いので、事前に電話で確認してみると、カラーコディネートについてアドバイスがもらえることも。
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オススメのメイク道具はこれ!【写真付き】
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