更新日:2017年11月15日 17:39
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ツイッターで見かけた可愛い女装男子たちにメイクのコツを聞いてみた…【女装小説家・仙田学】

弥緒 みお(@miiichan1225st)さんの場合

 女装メイクのやり方を詳細に教えてくださったのは弥緒みおさんだ。

弥緒みおさん

 ここでは、みおさんおすすめのメイク道具を、メイクの手順に沿ってご紹介しよう ・まずは保湿成分のある洗顔剤で洗顔をしてから、たっぷりの化粧水で肌を整える。 ・ベースを肌に乗せていく。キャンメイクのBBクリームがおすすめ。カラーが2種類あるうえに安い。おでこ、頬、あご、鼻、目の下、まぶたに乗せて、スポンジでポンポン叩くように伸ばしていく。 ・チークとコンシーラーで髭を隠す。チークはマジョリカマジョルカのクリームデチークのオレンジ。コンシーラーはビセのポンポンコンシーラーがおすすめ。 「クリームデチークは水チークに近いので馴染みが良く伸ばし易いです。チークを指でポンポンとヒゲの上に乗せていきます。その後、スポンジでポンポンと叩きます。そして、ビセのポンポンコンシーラーで、ポンポン乗せした後、再びスポンジでポンポン叩いて馴染ませてあげます」  ここは大事なところ。いかに髭を隠すかが、女装メイクのキモになるからだ。  このタイミングで頬にチークを乗せてもいい。チークも少しずつ、ポンポン乗せていく。キーワードはポンポンだ。とにかくポンポンしまくる。 ・ハイライトはセザンヌのマルチカラーハイライトがおすすめ。鼻筋、おでこ、涙袋のライン、頬にハイライトを入れていく。 ・眉は変に整えなくてもいい。濃い場合にはハサミと毛ぬきで多少整える程度。 ・アイブロウはパウダーのみを使う。おすすめは、ビセのアイブロウパウダーのカシスオレンジ。このカラーは、抜け感がでて仕上がりもナチュラル。今のトレンドは太眉なので、眉の上に軽く乗せてから、毛の流れに沿ってブラシで撫でていく。つけ過ぎは厳禁。少量ずつ。アイメイクはキャンメイクのブラウン系が使いやすい。 ・アイライナーは、ペンシルタイプなら失敗しづらい。キャンメイクのジェルライナーがおすすめ。色はブラウンが、自然な仕上がりになる。 ・マスカラはファシオのボリュームタイプがおすすめ。色はブラウン。  みおさんおすすめのメイク道具は、さらにこちら。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1363289  ビューラーと台形スポンジ以外はダイソーで手に入る。  右から、コットン、スポンジ、フェイスブラシ、チークブラシ、アイブロウブラシ、アイシャドウチップ、アイシャドウブラシ大小、リップブラシ、SHISEIDOのビューラー。  みおさんは、近々京都で女装サロンを開業する予定だ。ぜひ、興味のあるかたはTwitterで情報をチェックしてみてほしい。

けーこさん(@KKo2014oKK)の場合

 この連載でも登場していただいた、新宿2丁目の女の子クラブのキャスト、けーこさんも、キャンメイクを愛用している。 「メイク道具はコスパ上『キャンメイク』の物を一式揃えておけば大丈夫だと思います。ウイッグは男特有のおでこの形を隠せるパッツン系がオススメです。私は自分の顔の男らしい部分を消していく感じなので、特に好きなメイクとかは無いです」  男らしさを消していくことで、女の子より可愛い私を見出していくことが、女装メイクの醍醐味だといえるだろう。  次回では、Twitterで見かけた可愛い女装男子たちに、メイクの心得をより深く訊いていく。 【仙田学】 京都府生まれ。都内在住。2002年、「早稲田文学新人賞」を受賞して作家デビュー。著書に『盗まれた遺書』(河出書房新社)、『ツルツルちゃん』(NMG文庫、オークラ出版)、出演映画に『鬼畜大宴会』(1997年)がある
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