更新日:2022年10月01日 01:03
仕事

豊田真由子議員はなぜキレたのか? 「自分は絶対ああならない」が生む悲劇【魂が燃えるビジネス】

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるビジネス」とは何か? そのヒントをつづる連載第11回
豊田真由子

とよた真由子 公式サイトより

「この、ハゲー!」 「違うだろー!」 「生きている価値ないだろう お前とか」  秘書に対する容赦のない暴言と暴行で話題になった豊田真由子議員。「なにもそこまでキレなくても」と誰もが思うところですが、ではなぜ彼女はそうした言動を取らずにはいられなかったのでしょうか。  その理由の一つとして考えられるのが「親の影響」です。彼女の生い立ちについて、「母親がとても厳しかった」「母親の声が公開された音声とそっくりだった」という実家近所のインタビューが報道されています。  この話が本当かどうかはわかりません。しかし、私たちがしばしば親の欠点を受け継いでしまうのは確かです。虐待を受けた子供が親になった時、自分の子供を虐待するのはその典型です。  本人はそうなることを少しも望んでいません。むしろ「自分は絶対ああはならない」と決意しています。しかし皮肉にも、その決意が望まぬ結果を引き起こします。  私たちは注目しているものに近づく性質があります。クルマや自転車に乗っていて電信柱にぶつかるのは、「ぶつかる! ぶつかる!」と言いながら、電信柱から目をそらせないでいるからです。そして、これは電信柱という物質に限りません。 「自分は絶対、親のように虐待しない」 「自分は絶対、親のように離婚しない」  私たちは電信柱に激突するように、虐待や離婚へと突き進んでいます。嫌なものから目を離せない。そこに人間の苦しみと悲しみがあります。  では、どうすれば目を離せるようになるのか? そのために必要なのが想起と受容です。
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感情的に過去を受け止める必要がある
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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