コンビニは割高、PBはイマイチ…は昔の話。安くて美味いコスパ商品はなぜ増えた?
メーカーの努力でコストカットを実現したものから、コンビニやスーパーの低価格プライべート商品まで。コスパのいい食品を見抜くために気をつけるべきポイントを紹介!
ひと昔前は割高な印象の強かったコンビニ商品だが、現在、その様相は様変わりしている。コンビニ研究家の田矢信二氏に聞いた。
「ひとり暮らしの若年層だけでなく、忙しい共働き夫婦、遠くの大型スーパーまで買い物に行くのがしんどく感じる高齢者夫婦まで、コンビニが生活の中心となる層が年々増え続けるのに伴い、冷凍食品、総菜、カップ麺に至るまで、コンビニに並ぶ手間のかからない食品の品揃えは年々豊富になっています。利用者層が拡大したこと、コンビニ業界の再編により大手コンビニ3社の大規模化が進んだことで、バリエーション豊かな商品を低価格で販売できるようになっているのです」
低価格ながら味の面ではイマイチな印象の強かった各コンビニ・スーパーの独自食品=プライベートブランド食品についてはどうだろうか?
「PB商品は確実に店頭に陳列してもらえる保証があるため、在庫リスクが低く、あらかじめ価格を低く設定することができる。そのため、メーカーのオリジナル商品よりもPB商品のほうが低価格に抑えられます。また、現在ほとんどのPB食品は大手メーカーと共同開発し、膨大な顧客データを基に改良を重ねているため、おいしさのクオリティも非常に高く進化しています」
とはいえ、同じメーカーと開発した商品でもコンビニ・スーパーによって味や価格には差があるし、コスパがいいと感じられるものがある一方で、メーカーオリジナル商品をスーパーで買ったほうが安くておいしい場合もある。
「もちろん各コンビニ・スーパーによって主力商品は違うし、同じメーカーでもメインターゲットに合わせた商品開発をしているでしょう。また、メーカーとしても、値頃なPB商品で利益を出すものと、メーカーオリジナルの目玉商品で利益を出すものとで、顧客のニーズに合わせた販売をしているわけです。こうした、コンビニ、スーパーの陳列を分析することで、各コンビニの“コスパ抜群”PB商品を発見することができるのです」
【田矢信二氏】
コンビニ研究家。コンビニ大手2社で現場を経験。著書に『セブンイレブン流 98%のアルバイトが「商売人」に変わるノート』(TWJ BUSINESS)。テレビ・ラジオなどにも出演。
※写真はイメージです
― [安くても美味い食品]の見抜き方 ―
「コンビニは割高でPBはイマイチ」は過去の話!?

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