更新日:2017年11月17日 16:13
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歌舞伎町早朝5時の無法地帯! 区役所通りに出現した“黒人ヤミ市”の正体

黒人ヤミ市は、六本木や渋谷で開かれている!?

 すると、客の黒人の一人が声をかけてきました。 「安イネ。本当ニ」 「…そうですね。何か買われたんんですか?」 「3コ買ッタヨ」  手に持ったビニール袋を開いて見せてくれます。 「この服屋でよく買われるんですか?」 「ソウソウ、ミンナ買ッテル。彼ハ、アメリカ、イギリス、仕入レ行ッテル。イイ物持ッテルカラ」 黒人ヤミ市「この服屋さんって、どういう方なんですか?」 「彼ハ、六本木デ、オ店ヤッテテ。コレハ、趣味デヤッテル」  何でも、歌舞伎町だけではなく、六本木や渋谷も回っているんだとか。  かくして6時半過ぎ、販売を終えた闇市カーは、歌舞伎町を去って行きました。

歌舞伎町の質屋が「タグが正規のモノではありません」

 このヤミ市、オレンジニット帽の黒人の、いわゆる、週末副業ってやつなんでしょう。同胞の黒人連中が客引きの仕事を終える早朝にインポートブランドの移動販売とは、まったくよく考えたものです。 黒人ヤミ市 が、真贋の確認のために購入したヴィトンジーンズを、歌舞伎町の質屋に持ち込んでみると、案の定「タグが正規のモノではありません」とのこと。また、公道での移動販売には『道路使用許可』が必要ですが、おそらくその点でも法律に触れていると思われます。
黒人ヤミ市

質屋「これは正規のものではありません」と即答

 歌舞伎町交番で、警察官にこちらの取材写真(今回撮影分と今年8月撮影分)を見せたところ、「知らなかったです」とのことでしたが、そのうち取り締まられるかもしれません。 黒人ヤミ市 黒人ヤミ市****** 【仙頭正教(せんとう・まさのり)】 歌舞伎町ガイド人。立ちんぼスポットからボッタクリ客引き、心霊ビルまで、町の“怪しい”に精通。月2回、カブキの裏スポットを案内する『歌舞伎町観察ツアー』を開催中。 ツイッター(@sento1025) ※月刊『裏モノJAPAN』編集部・所属
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・メール(masanorisento@gmail.com

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