新幹線での通り魔対策。いざというときはカバンが防具に
―[[危険人物]対策マニュアル]―
今年6月、新幹線の車内で起きた通り魔事件。もしも自分がその場にいたら……と考えるとゾッとするが、実際に対峙したらどう動けば良いのか。実践的な護身術を教える「剣護身術」代表のヒーロ黒木氏は、こう語る。
「事件の後『みんなで一斉に飛びかかればよかった』とか『はがいじめにできたはず』などと言われましが、とんでもない。いざとなったら、頭が真っ白になって身体が固まってしまうのが普通です」
犯人に立ち向って女性客を救助した男性は、当初は相手をはがいじめにできたものの、刃物で刺され形勢が逆転。凶行の犠牲となってしまった。
「被害者男性は身長180㎝近くあり、小柄な犯人とはかなりの体格差があった。刃物を持った相手にはそれでも負けてしまうんです」
つまり、いざとなったら“逃げるのが精一杯”なのである。
「電車やバスに乗ったら周囲をサッと見渡して、目がうつろだったり、落ち着きがなかったり、挙動不審な人間がいたら離れましょう」
うつむいたままスマホやノートパソコンにかじりつくのは危険。時々画面から目を離して周囲を見渡す余裕を持ったほうがよい。そして、万が一刃物を持ったモンスターが現れた場合、身を防ぐ道具となるのが、カバンだ。
「ビジネスバッグなどを両手で持って、犯人に向かって大きく突き出す。盾のように見えるので、心理的に『攻撃しにくい』と感じさせる意味も大きい。『来るなー!』と大声で叫ぶのも有効でしょう」
丸腰ではなく、少しでも抵抗の意志を示すことが重要なのである。〈取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/山田耕司〉
― [危険人物]対策マニュアル ―
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