更新日:2018年07月25日 22:40
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貯金0円の家庭、どんなやりくりをしているの? 「3世帯に1世帯が貯金ナシ時代」の現実

予定外の出費に対応できる余裕ナシ

 消費生活アドバイザーの丸山晴美氏はこう指摘する。 「友達と同じ習い事をしたいのでしょうが、それでも見直しは必要。どちらか一つの習い事に絞るといった検討をしてください」  さらに40万円のボーナスは使い道がほぼ決まっていて、予定外の出費に対応できる余裕はないとか。 「辛かったのは学生時代の後輩の結婚式に招待されたのに、ご祝儀や交通費の余裕がなくて泣く泣く祝電だけで済ませたこと。無駄遣いや贅沢をしていないのに、こういうときのための貯金すらできない。つくづく貧乏は嫌だなと感じましたね」  今は週末のバイトも検討中だ。 「今は自分たちの老後まで考える余裕はありませんが、このままじゃ子供の進学費用も出せません。バイトでもして収入を増やすしかないかな。40代で体力的にはキツいですが、月4万円でも副業で稼ぎ、貯金に回したいですね」  過労覚悟のダブルワーク。低年収世帯にとって貯金はそれほど大変なことなのだ。 ― 貯金0円の恐怖 ―
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