10年後では遅い! 今すぐ“複業”でW収入を目指すべきワケ
また、今いる会社が副業NGだとしても、のんびり構えてはいられない。今後、解禁する企業は間違いなく増えていくからだ。
「今後は副業を許容するかどうかが、企業の人気を左右する大きな要素になってくるでしょう。業界のトップ企業が解禁したら、新卒や優秀な人材が流れるのを恐れて、同業他社は追随する。またRPA(ロボットによる自動化)やAIの進展で、同じ会社の中に“もっと稼げる人”と“機械に代替される人”という差が生まれてきたとき、人件費を削りたい企業にとって複業は一つの解決策になります」
会社員生活が染みついた中高年ほど混乱しそうな今後の未来予測。山田氏はいざ自社が副業を解禁したときに備え、「重要なのは、単発のアルバイトのような『副業(サブの仕事)』ではなく、本業と並び立つような『複業』を目指すこと」と、アドバイスを送る。
「ある程度経験を積んだ人がアルバイトで使われるなんて、耐えられないでしょう。それよりも培った経験やスキルを生かして、太く長い収入を目指さなくてはならない。そのためには“滑走路”となる準備期間が必要です。会社側も、週1日でもいいから、そういう準備に充てる時間を与えるのが、『人生100年時代』に必要な雇用形態だと思います」
もはや、安穏とサラリーマンだけを謳歌する時代ではない。10年後を見据え今すぐ複業のタネをまくべきなのだ。
【山田英夫氏】
早稲田大学ビジネススクール教授。三菱総合研究所に勤務した後に、早稲田大学で経営学者として教鞭を取る。近著に『マルチプル・ワーカー「複業」の時代』(三笠書房)
イラスト/サダ
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