「40代お腹ぽっこりおじさん」が秋に着るべきはセーター or カーディガンどっち?
「おしゃれにはセンスが必要」との固定概念を覆し、ファッションに明確なロジックを取り入れ、幅広い層から支持を集めるファッションバイヤーMB氏と、おしゃれに関する情報が圧倒的に不足していたぽっちゃり層に向けてファッション情報を提供する『Mr.Babe』を立ち上げた倉科典仁氏。そんなメンズファッションの世界に新しい風を吹き込んだ両人による対談。
「デブが着るべきファッション」を取り上げた前回に続き、第2弾は中年太りのおっさんが秋に着るべきファッションを徹底紹介する。対談は、倉科氏の提案から次第に新たなプロジェクトを立ちあげる流れになる――。
倉科:秋ってデブにはすごく難しい季節なんですよ。
MB:食欲の秋なのに?(笑)
倉科:そう、食欲の秋なんだけど(笑)。秋のデブって、家系ラーメン食べた後なら汗をかくのでTシャツでも過ごせるけど、夜22時くらいにファミマにスーパーカップ買いにいくときはさすがにTシャツ一枚はきついんですよ。わがままですよね。
MB:寒暖差ありますからね。
倉科:なので、着こなしが難しいわけです。ただ絶対に言えるのは、基本的に窮屈にならない服じゃないとダメってこと。その点でいえば、「LIBERATON(リベレートン)」というブランドはすごくよかったな。わりとタイトに着れるんですけど伸縮性があって。
MB:いまは伸縮性ある素材の開発がすごく進んでますよね。ユニクロのスウェットなんかもいいと思いますよ。
倉科:そうなんですか? スウェットはカジュアルすぎませんか?
MB:そうでもないんですよ。僕の本にも書かれいていますが、ファッションにはカジュアルとドレスという2つの概念があります。
倉科:おっさんは、カジュアルに寄りすぎないように、適度にドレスを入れましょうというやつですね。
MB:そうです。で、その軸で語れば、黒や白のぱりっとしたカラーをどこかに取り入れるだけで「ドレス」になるんですよ。なので、組み合わせ次第ではスウェットもありになるんです。
倉科:なるほど! ただ、『Mr.Babe』の編集長として一つ意地悪な質問をさせてください。
MB:なんでしょう?
倉科:MBさんの『SPA!』の連載ってモノトーンの服を紹介することが多いですよね。でも『Mr.Babe』のコーディネートはカラフルな服が多いんです。それって、MB理論からすればアウトじゃないですか? やっぱり、デブはモノトーンしか着ちゃダメなのでしょうか?
MB:それは……そんなことないですよ(笑)。たしかに、僕がモノトーンのコーディネートが好きというのもありますが。カラフルな素材も使いようです。たとえば、アイテム。
倉科:アイテムに色を取り入れろということですか?
MB:そうですね。ハットを使うのはいいと思います。小顔効果が出ますから。
倉科:わかります! 僕の中では「デブ三種の神器」ってのがあるんですが、そこにハットが入ります!
MB:三種の神器? 残りの二2つは?
倉科:ジャッケット、ティパード、ハットです。あとは、これに加えて伊達メガネもいいですね。
MB:なるほど。顔が大きい人は伊達メガネをかけることで小顔効果が出ますもんね。
倉科:それにストール・マフラーなんかもいいです。
「『Mr.Babe』の編集長として一つ意地悪な質問をさせてください」(倉科)
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