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「環境破壊・汚染を引き起こさない」が2019年の流行になる!?

 再生可能エネルギーは、バイオマス(生物由来の資源)や海の波力などを活用する方向にも進みそうだ。ゴミ焼却などの排熱を有効利用するコジェネレーションも注目株。 ゴミ焼却 野口氏は「石油の利用を極力減らし、生物圏の循環に合った製品の開発や利用が大事です」と指摘する。  アニマルフリーを含め、環境汚染や環境破壊を引き起こしてきた製品や仕組みの「代替物」が本格的に流行るのが’19年のトレンドといえそうだ。 <’19年に予想される環境関連の流行> ●植物由来のプラスチック 海洋プラスチック汚染が深刻化する一方、いずれ土に還る植物由来のプラスチック利用に注目が集まっている。困難だった成形技術が確立し、急速に製品化が進む。 ●包装紙など紙産業への回帰 レジ袋の有料化が進むなか、紙の包装紙の利用による「脱プラスチック」の動きが始まっている。製紙工場など紙産業の発展が見込まれる。 ●石炭ガス化複合発電の本格化 ガス化した石炭を燃やすことで発電効率が石炭発電よりも高い50%近くで、CO2の排出量も石油火力発電並みという発電方法。大型発電所が続々稼働予定。 ●再生可能エネルギーの見直し メガソーラーや風力発電の環境への悪影響が問題となり、環境負荷の低い生物資源を活用したバイオマスや無尽蔵にある海洋エネルギーが注目を浴びると予想される。 ●アニマルフレンドリー製品 動物実験を経ない医薬品やコスメ、水鳥のダウンを利用しない衣類や毛皮の代替品など、アニマルフレンドリー製品の開発が進み、市場が急激に大きくなっている。 <写真/勿来IGCCパワー> ― 意外なもの大ヒット予測 ―
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