『筋肉体操』でブレイク、紅白まで出た東大卒マッチョ弁護士の素顔
「筋肉は裏切らない!」このフレーズとともに、3人の男たちが、無言でひたすら筋トレをする謎の番組をご存じだろうか。昨年、NHKで放映が開始されると、SNSを中心に爆発的な話題を呼んだ『みんなで筋肉体操』である。冒頭の決め台詞は流行語大賞にもノミネート。
番組出演メンバーは『紅白歌合戦』にもゲスト出演を果たし、年末のお茶の間にその華麗な筋肉を披露した。その出演者のなかでもひときわ大きな筋肉と「東大卒の弁護士」という異色の肩書を持つのが小林航太氏。“筋肉”と“弁護士”という2つの要素を兼ね備えるこの男。果たしてその正体は?
――昨年は『みんなで筋肉体操』でブレイクし、一般人ながらいきなり紅白にも出演。きっかけは、何だったのですか?
小林:僕自身は横浜の弁護士事務所に所属する、いわゆる普通の“マチ弁”なんです。ただ、もともと大好きなコスプレや筋トレについて情報発信をしていたら、ある日突然、TwitterでNHKの方から連絡が来て、番組に出演することになりました。
――なぜ大勢いる筋トレ実践者のなかから、小林さんに白羽の矢が立ったのでしょう?
小林:僕も当初は「なんで自分が?」と思いましたが、NHKでは筋トレ番組を作るにあたり、できるだけ職業に多様性を持たせたかったそうです。そこで、弁護士にもかかわらず、トレーニングや肉体の写真を毎日のようにSNSにアップしていた僕に声がかかったのでしょう。
――たしかに、弁護士でこれだけ本格的に筋トレしている人がいるとは、意外でした。出演時は同僚の弁護士も驚いたでしょうね。
小林:それが周囲はとても好意的でした。世の中にはまだ弁護士に対するお堅いイメージがあって、依頼するのもハードルが高いと感じる人も多い。だから、僕がこういう形で露出することで、親近感を抱いてくれたら嬉しいですね。
――メディア出演が増えれば、依頼も増えていくでしょうね。
小林:正直な話、まだまだです。こうした取材を受けることは多いのですが、残念なことに本業のほうはそこまで問い合わせが増えていない。ただ、弁護士としては2年目を迎えたばかりなので、これから経験を積んで成長していきながら、だと思います。
――それにしても、本当にすごい筋肉です。昔から体格は良かったのですか?
小林:まったくです。学生時代は全然運動してなくて、胸も薄いし、体も小さいほうでした。いまは、身長168㎝で体重72㎏前後ですが、当時は55㎏ほど。身体的なポテンシャルでいえば、むしろ「筋トレの才能」はなかったと思います。
僕に筋トレの才能はなかった
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