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GⅠ好走の藤田菜七子の馬券は“今”がオイシイこれだけの理由

第36回フェブラリーSでJRA史上初となる女性騎手騎乗を果たした藤田菜七子騎手。相棒のコパノキッキングと臨んだレースは惜しくも5着となったが、その騎乗センスには注目が集まる。写真/産経新聞社

 2月17日に開催された第36回GⅠフェブラリーステークス(東京競馬場・1600メートル)では、藤田菜七子騎手(21)が話題をさらった。中央競馬所属の女性騎手としては初のGⅠ出場であり、デビュー4年目での快挙達成である。藤田騎手がコンビを組んだコパノキッキングは7枠から発進し、ハイレベルな顔ぶれとの競り合いをかわすように最後方で我慢。ラストの直線で駆け上がって5着につけた。  かくして初めてのGⅠで手応えを掴んだ藤田騎手には、今年3月1日からさらに追い風が吹く。新導入の「女性騎手減量規定」が適用され、従来の斤量1kg減に加えて2kg減。つまり今週末に藤田騎手が騎乗予定のレース(3月2日&3日・小倉競馬場)では、斤量3kg減で走ることになる。愛らしい容姿にも注目が集まる藤田騎手の勝負の行方をどう読むべきか。人気競馬予想家のTARO氏&ナツ氏に語ってもらった。

短距離・斤量減一週目は買い!

――先週のフェブラリーステークスでは、コパノキッキングは4番人気に推されていましたから、藤田騎手の応援馬券を買った人は多かったはず。5着に入って掲示板に載ってきたので、GⅠデビュー戦としては快挙じゃないでしょうか。 TARO:コパノキッキングにはうまく乗れていましたね。 ――予想家としては、色モノ扱いされがちな藤田騎手は、買い目になるんでしょうか? ナツ:たぶんTAROさんと同意見な気がするんですけど、「1000メートル直線」なら藤田騎手は上手いですから、買いになると思います。 TARO:ずっと言われてる特徴ですけど、藤田騎手はスタートが上手なんで、短距離だとよく上位に来ますよね。本当にうまくなってきてる。ただ、買えるか買えないかって言ったら、現状はやっぱり馬券が売れてオッズが低くなっちゃうので、ちゃんとレースを選ぶ必要はあると思います。 ナツ:藤田騎手はやっぱり短距離ですよね。逆に、中長距離とか駆け引きが必要なレースっていうのは避けたくなりますね。ローカルの外枠だったら、断然に買いたいと思いますけど。それに、3月から斤量の減量ですよね。あれは本当に注目ですよ。 TARO:3月から女性騎手減量規定が適用されるので、これまでは斤量マイナス1kgでしたが、マイナス3kgになります。この2キロの差はかなり大きいですよ。しかも、3月頭の小倉のレースは短距離だし。斤量減は短距離で生きるので、買える要素になります ナツ:2kgって激アツですよね。だけど減量1週目はまだそんなに他の騎手から注目されない気がするので、その隙に1週目は藤田騎手を買いまくろうと思います(笑)。おそらく1週目に藤田騎手が結果を出しまくって、その次の週から他の騎手にマークされる展開になるんじゃないかと。
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小さなスピードタイプの馬への騎乗で菜々子は活きる!
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