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電気グルーヴ、デビュー26年にして“絶頂宣言”!「いちばんベストな、自分たちの聴きたいものができた」

 電気グルーヴが、オリジナルのフル・アルバムとしては4年ぶりになる新作『TROPICAL LOVE』を3月1日にリリースする。「最高傑作」というのは、ミュージシャンが新作を出す時に用いられがちな常套句だが、結成28年、メジャー・デビューから26年、ふたり揃って今年で50歳、数々の傑作を作ってきてそのたびに日本の音楽シーンの方向を変えてきた電気グルーヴが、まさかこのキャリアになってそんなよくある言葉でしか呼びようがないものを作るとは……という驚きに満ちたアルバムになっている。ここで初めて電気グルーヴを聴く人はもちろんだが、長年彼らの音に接してきたファンはよりいっそう驚くだろう。

 さて。石野卓球が2016年8月にソロ・アルバム『LUNATIQUE』をリリースした時に日刊SPA!のライターとしてインタビューに向かい、卓球と旧知の間柄であるにもかかわらず……いや、旧知の間柄だからこそなのか、「他誌での自分の発言を読み上げる」「地獄行きだ、活字がいっぱいある『モジゴク』に落ちると宣告される」などなど、極めて自由な態度で対応された(その時の記事 ※石野卓球「取材のたびに同じこと言わせるな!」 6年ぶりのソロ作発表のインタビューで…)兵庫慎司が、今回も石野卓球に、そしてピエール瀧に迫った。

【ロングインタビュー】電気グルーヴ、デビュー26年にして「絶頂宣言」――『TROPICAL LOVE』、これ、すごいですね。

石野卓球:いいでしょう? そう、これ、まず感想ききたい。どうでした? 最高傑作でしょう?っていうか、これやってる人いないでしょう? 世界中探しても。

――そう思います。だからまず、なぜ今こんな作品を作れたのか、なぜに今そんなにいい状態なのかということから知りたいんですが。

石野卓球:それが普通になった、っていう感じじゃない? 今が特別な状態じゃなくて。普通に、50を目前にしたふたりの男が、自分たちが奏でたい音楽、聴きたい音楽、そして人前でまたそれを再現したい音楽をやってる、っていう。

ピエール瀧:今すごいのよ、こいつは。制作意欲がすごい。曲をばんばん作ってるからね。

石野卓球:もう次のアルバムできた。

――ええっ!?

ピエール瀧:(笑)この感じなのよ、ほんとに今。

石野卓球:カヴァー・アルバムが1枚できてる。あと、リミックスアルバムもできてる、出す予定はないんだけど。今年に入って新しく作った曲、1月21日の時点で数えたら21曲あった。

ピエール瀧:この感じなんで、最初にこのアルバムの曲作りの合宿に行った時も……作業始めると、ノンストップでずっとやってるから――。

石野卓球:瀧と60時間一緒にいた。

ピエール瀧:俺にしてみたら、知らない間にアルバムができてた、っていうのに近い。

石野卓球:瀧が「俺が言うのもなんだけど、今回、気がついたらアルバムできてたよなあ」って。俺も「そうだね」って。

ピエール瀧:だって作ってて、「うーん、ここどうしよう?」とか「どうしたらいいと思う?」とか、そういうのが――。

石野卓球:まったくなかった。

ピエール瀧:「こういう味が足りねえよな」とか一切なくて。「これ、もうできてんじゃん」っていう感じで。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1286710

【ロングインタビュー】電気グルーヴ、デビュー26年にして「絶頂宣言」

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作りたいものが決まっているから、試行錯誤がない

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TROPICAL LOVE

前作『人間と動物』から4年振りのオリジナル・アルバム。親交のあるゲストが多数参加!





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