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ピエール瀧問題で、石野卓球に“説明責任”はあるのか?

一般に、犯罪を黙認すると罪に問われるのか?

 最後に、薬物使用に関わらず、犯罪を黙認すると罪に問われることはあるのか? 「犯罪を黙認した場合に罪に問われるのは、限定的なケースです。  限定的なケースとは、たとえば最近ニュースにもなった『一方の親が子を虐待していたことを黙認し、子を死なせてしまった』事例です。  これは、親には子を養育する義務があるにも関わらず、それを果たさなかったことが問題になります。具体的には、虐待していた親は、殺人罪ないし保護責任者遺棄致死罪に問われる一方、黙認した親も、黙認の度合いにもよりますが、少なくとも当該犯罪を黙認というかたちで手助けしたとして共犯(幇助犯)に問われます。  以上のように、犯罪を黙認した場合において罪に問われるのは、犯行を阻止すべき法律上の義務が課されている場合に限られるということになります」 * * *  コンビやグループの一員が不祥事を起こすと、連帯責任としてメンバーが厳粛な顔で謝罪会見を開くことが多い。そんな中、石野はピエール瀧が保釈される際にも「えー!?死刑じゃないの?」「早く瀧に会いたいなー」とツイートするなど、はっちゃけた態度を貫いている。これで石野卓球の人気が逆にアップしそうな勢いだ……。  メンバーの不祥事は、いったいどこまで責任を負う必要があるのか? 他人の行為を、本当に謝罪すべきなのか? そんなことを考えるきっかけになったかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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