大障害コースといえば大竹柵・大生垣に目が行くが、グランドジャンプには最後の直線にも置き障害があり、その影響は頭にいれておきたい
ミヤジタイガの残り目にチャンス
「ミヤジタイガは昨年末の中山大障害は最初先頭に立っており、道中いったんアップトゥデイトをはじめ何頭かに前に出られますが、
最終障害前にまた自分から出ていきニホンピロバロンらに交わされても踏ん張っていた内容を考えると、
前にいると恵まれることが多い中山GJならば残り目で狙いたいですね。あとは
同じ先行勝負ができるマイネルプロンプト。ミヤジタイガと比較すると成績で分が悪いですが、
7歳とまだ若いので上積みが期待できます。人気差を考えれば2頭の競馬に差がないことも充分に注意していきたいですね」
2番人気はオジュウチョウサン不在の中山大障害で激戦を制した
ニホンピロバロンであろう。同様に先行力を持つが、先行力のある馬同士の差は大きくないかもしれない。
筆者が注目したいのはやはり
シンキングダンサーだ。現在6歳。
金子光希騎手がなんとかうまく飛越させようと一生懸命取り組むのはオジュウチョウサンと石神深一騎手の関係と非常に似てて思い入れがどうしても入る。
だが、g.kishi氏は「シンキングダンサーは展開が向いた中山大障害で詰め切れずの4着。まだこれからよくなる可能性はありますが、
先に挙げた馬よりはまだ力差を感じる内容でした」と、力差がまだある現状は否めない。阪神SJでの3着も2着のタイセイドリームと決定的な差がついてしまっていた。だが、とにかく
6歳とまだ若い。徐々に前で競馬できるようにもなっており、
少しづつだが良くなり続けている。先物買いはまだ続けたい。
徹底して先行力を評価した目で勝負・g.Kishi氏の結論
《g.kishi氏の印》
◎5番オジュウチョウサン
○2番ミヤジタイガ
▲4番マイネルプロンプト
☆1番ニホンピロバロン
オジュウチョウサン=ニホンピロバロンで人気集中してほしい。オジュウチョウサンから○▲の2頭の馬連に集中。人気が割れるならこの○▲☆の3頭への3複で絞って買いたいところです。
馬連 5-2 5-4
3連複フォーメーション 5-2,4,1-2,4,1
本誌シグナルRightの結論
《本誌シグナルRightの印》
◎5番オジュウチョウサン
○3番シンキングダンサー
▲10番タイセイドリーム
△1番ニホンピロバロン
やはりロマンは捨てきれない。シンキングダンサーには第二のオジュウチョウサンになれる能力もストーリーも持っているように見えてしまう。3連単オジュウチョウサンアタマ固定はもちろん、シンキングダンサーが先着する夢馬券も買っておこうと思う。
3連単フォーメーション 5-,3,10,1-,3,10,1
馬単 3-5
オジュウチョウサンの次走はファン投票での宝塚記念が噂されている。もちろん今後のオジュウチョウサンは注目だが、
そのライバルたちにも是非着目して障害戦をさらに楽しんでもらいたい。
取材・文/佐藤永記(シグナルRight)
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「
競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。