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ユニクロのスラックスがスウェット並みに楽チン<2019年アパレルトレンド3選>

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第235回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

▼ファッションは我慢!? テクノロジーによりアパレルは快適に?

ユニクロ「ファッションは我慢である」  この認識が昨今、変わってきています。  考えてみれば確かに「かっこいい服はいつも窮屈」でした。何しろ男性を最も美しく見せるスーツはジャストサイズで窮屈だし、ネクタイは首が締まって息苦しく、シャツは一度着ればシワがつきやすくケアも大変。美しさのためには努力と我慢がてんこ盛り……水面を泳ぐ白鳥の如しです。  しかしながら、最近では「美しさ」と「快適さ」を両立させるアイテムが数多く生み出されています。時にそれは「ユーテリティーウェア」などと呼ばれていますが、代表的なものは「ゴムウエストのスラックス」など。  気が付いてみれば、ユニクロのスラックスは今やほとんどがゴムウエスト。ぴったりサイズで美しく見えるスラックスでもウエストにゴムが入っており、着用感はまるでスウェットのよう。さらにシワがつきやすい難点も、日進月歩の素材開発により改善。ウールに見えるのに実は形状記憶された化学繊維……なんてものも多数登場しています。  実はこの流れ、さらに強くなる予感。あまり知られていませんがソニーもアパレルに参入しており、リチウムイオン二次電池の研究途中で発明された特殊素材「トリポーラス」などをリリースしています。今後、こうしたテクノロジー企業や素材メーカーの開発が激化し「便利で快適な未来素材」が多く生み出されるでしょう。ちなみにトリポーラスは防臭に特に優れた素材であり、「数日間洗わなくても悪臭が出ない」などの効果があります。「洗わなくてもいい素材」なんてのも登場するか……? 「ファッションは我慢」なんてのは過去の話となるでしょう。ZOZOやユニクロなどを筆頭に今後はアパレルテクノロジー合戦が激化する予感がします。
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財布・バッグはどんどん小型化?
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