更新日:2019年10月05日 11:24
ライフ

コンビニ等の“イートイン脱税”客と、チクる“正義マン”。店側の対応策を聞いてみた

“正義マン”がチクってきたら店はどうする?

レジ とはいえ、イートイン脱税を見張り、そして告げ口をしてくる“正義マン”についての対応はどうするつもりなのだろうか。 「お会計後にやっぱりイートインで食べるという申し出があった場合は再度レジを打ち直す……というオペレーションはありましたが、“正義マン”へのイレギュラーな対応はマニュアルとしてはありません。結局は、罰則規定が無いから店側としても言いようがないですよね。それに今のご時世はSNSリベンジが怖いですから、どっちにも動きづらいというのもあります。間違った対応をしたら炎上してしまいますから……」  ということで、特に対応については定めていない様子。  とあるコンビニでは、「会計後の変更はできません。持ち帰るつもりでいたが気が変わりイートインスペースで飲食をした場合、税率は8%のままとなります。申告忘れのままイートインスペースで飲食されても罰則規定等はございません」とわざわざ記載したポスターを提示し、あくまで「会計時点での考えで税率が判断されます」と呼びかけている。  正義を振りかざしてやろう! と“正義マン”になったとしても、あるいは悪意なく気が変わって消費税8%でイートインしたとしても、現状は店側としてはなにも対応しないしできない、ということらしい。  現状、やや曖昧な部分が残る。ルールが明確になるまで、もう少し時間がかかるのかもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班>
1
2
おすすめ記事