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競馬専門紙『エイト』回収率トップ記者だった男の冬競馬必勝法 キーワードは牡馬と体重

鈴木ショータ

鈴木ショータ氏

 はじめまして、先月まで競馬専門紙「競馬エイト」でトラックマンを務めていた鈴木ショータです。競馬漬けだった学生時代の経験と栗東トレセンで培った競馬の知識、多くの関係者から学んだ話をもとに、今後は多くのファンの方によりいっそう競馬を楽しんでもらえるように活動していこうと思います。もちろん馬券も全力投球!競馬は本気でやれば本当に勝てると思っているので、それを余すことなくお伝えしていきます!

競馬エイトで予想回収率100%超えだった男が伝える「冬競馬は牝馬を軽視」

 一般的に暑い時期は牝馬の活躍が目立つ、と古くから競馬の格言があるが、ではその反対に「寒い時期の牝馬は走らないのか?」という検証をしている人は見たことがない。では実際にどうなのか。結論から言うと、その仮説通りで12~2月の牝馬は年間を通じては最も成績が悪くなっている。  複勝率で見ていくと最も成績のいい7月が22.4%。その後は21.9%(8月)→21.3%(9月)→20.8%(10月)と月が経つにつれ複勝率は低下していく。11月以降は一気に低迷し17.4%(11月)→16.7%(12月)→15.3%(1月)→15.3%(2月)という推移をたどっているのだ。
牝馬の複勝率

牝馬の複勝率は冬に下がっていく傾向がある

 複勝回収率に着目しても61%(12月)→58%(1月)→59%(2月)と水準以下の成績で、馬券的な妙味もない。ちなみに年間で最も複勝率の高い7~9月の区間の複勝回収率を調べてみても水準レベルの80%で、このことからも牝馬は特別夏に強いわけではなく、「牝馬は冬が苦手」という認識のほうが正しいのでは? というのが個人的な見解だ。夏の牝馬を意識して馬券を買う人は多いと思うが、冬の牝馬にも注意を払いたいところだ。  年末のビッグレース有馬記念においても統計的に見れば牝馬は買いにくく、ブエナビスタ(2番人気7着)、ファインモーション(1番人気5着)、ヒシアマゾン(1番人気5着)、メジロラモーヌ(2番人気9着)といった名牝たちですらも人気を裏切っていたことは覚えておきたい。 (データは牝馬限定戦を除く2017年~2019年12月1日)

まずは見ておきたいダート戦の「馬体重」

 もうひとつ提唱したいのが「冬のダート戦は大型馬を狙え!」という格言だ。  一年を通じて競馬を楽しむコアな競馬ファンは聞いたことがあるかもしれない。信ぴょう性を上げるため、今回は大穴馬(単勝オッズが30倍超え)を除いたデータで調査してみた。500キロを超えるような大型馬は12~2月に活躍しやすく、ダート戦では単勝回収率が89%、複勝回収率も83%と水準以上で優秀なのだ。  ただ大型馬にありがちななのは「大型馬なので叩いてからかも……」、「寒い時期で絞れず太め残りで……」という陣営の消極的なコメントだ。いち競馬ファンであったときは何度その泣きコメントに騙されたことか…(笑)。正確に言えばそれは我々ファンを騙そうとしているわけではなく、状態が万全ではないということは事実であることが多い。トレセンで大型馬の調教を見ていたときも動きがモサモサしていて機動力に欠け、馬券を買いたいという気は起きなかった。実際に大型馬は休み明けは凡走することが多く、データ的に見ても中1週(単勝回収率109%、複勝回収率97%)、連闘(単勝回収率82%、複勝回収率113%)とレース間隔が詰まっているときが“買い”という判断ができる。  ただ、だからと言って休み明けが消しというわけではない。2カ月以上のレース間隔があいていても単勝回収率は84%と水準以上の回収率をマークしているのだ。このメカニズムとしては、そういった陣営の泣きコメントにつられて馬券を買うのをやめてしまっているファンが多いからだ。状態は万全ではないにしても結果的に実力以上に人気を落とし、配当的な妙味は残ったままになるのだ。
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トライ・アンド・エラーでたどり着いた格言
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