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名優・高倉健に学ぶ「夢を実現する方法」

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第151回
ヨット

※写真はイメージです

 高倉健という俳優がいます(1931-2014年)。彼は1988年に公開された『海へ-see you-』という映画に出演しました。パリ・ダカールラリーをテーマにした作品で、そのために四ヶ月にわたる長期ロケが組まれました。  パリ・ダカールラリーはその名の通り、フランスの首都パリを出発して、スペインのバルセロナからアフリカに渡り、サハラ砂漠を縦断して、大西洋側にあるセネガルの首都ダカールを目指すレースです。そのロケ地として、イタリア、スペイン、アフリカ、アラスカが選ばれました。  高倉健はそのロケ地の一つ、イタリアの港町ポルトフィーノで、取材記者にこう話しています。「こんな港にヨットを浮かべて、一日中好きな本を読んでいたい。昼時になれば飯だけを食いに海から上がってくる。いつか、そんな暮らしがしたいです。」

高倉健の夢想は十数年後に実現した

 十数年後、彼は一級小型船舶操縦士の免許を取得しました。それ以降、神奈川県にある港で、係留したボートから昼時になると陸に上がってくる彼の姿が目撃されるようになったといいます。彼は自分が記者に話した内容を実現したのです。  行動の背景には、人物の影響があります。影響を受ける相手は、両親や友人といった親しい人物が大半です。しかし、時には一度出会っただけの人物から影響を受けることもあります。そして、そういう場合は連想が強く働いています。  連想が働くのは、実際の情報が欠けているからです。その欠けた部分を補うために、「こうかもしれない、ああかもしれない」「こうなるんじゃないか、ああなるんじゃないか」という連想が働き、その連想に基づいて行動が変化します。
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お化けを怖がる子供には、この連想が働いている
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