更新日:2020年02月04日 23:11
エンタメ

東出昌大は本当に“大根役者”なのか? 演出家、脚本家の声

棒読みも個性? 脚本家には意外と好印象

 刑事ドラマを中心に多数のドラマ脚本を手掛けるシナリオライターはこう語る。 「『大根役者か?』と聞かれたら間違いなくそうですけど(笑)、私自身はキライな役者ではないです。『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)のボクちゃんという役なんかは、小心者でちょっとヌケている感じがしっくりきていましたし。脚本家目線でいうと、アテ書き(本人のキャラクターや演技力などに合わせて人物像を作る)をできれば、東出さんに合う役はたくさんあると思います。ところが、今は原作モノが多いうえに東出さんは主演級を務めることが多いので、合わない役を振られてしまうんですよね……。まぁ、それをうまくこなすのが一流の俳優さんなんですけど」  このようにSNSなどの意見と同様に、業界人たちの多くも東出昌大を“大根役者”だと思っていたことは確かだった。しかし、作品やキャラクターによっては感情が入っていればよいというワケではないことも事実で、彼のような“タイプ”も必要なときがあるようだ。  このままでは、東出昌大という“唯一無二の俳優”が見られなくなってしまう。それはそれで残念なのだが……。<取材・文/木田トウセイ>
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
1
2
おすすめ記事