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投資系YouTuber、コロナショックで資産8000万円が一瞬で吹き飛んだ

 各業界に吹き荒れるコロナ禍。停滞する日本経済や企業活動への損失は計り知れないが、解雇や契約解除などで職を失った人はすでに続出している。今後間違いなく増える“コロナ失職”の深刻な現状に迫った!

茫然自失! 8000万円の資産が一瞬で吹き飛んだ!

▼JIN氏(年齢非公表)……FXトレーダー。さまざまな角度から独自の見解で投資について、YouTube「オレ的ゲーム速報JIN FX投資部」で発信している
コロナ失職の悲鳴

JIN氏(年齢非公表)何度も“過去最大の暴落”が更新されるチャートを前に、冷静さを失っていったという

 動画サイトで取引を生配信しているFXトレーダーのJIN氏は、毎日コツコツと取引を繰り返し、これまで1億円に迫る利益を積み上げてきた。だが、コロナショックによる大暴落で、’20年2月下旬から3月中旬で利益の約8割近くになる8000万円を一瞬で失った。悪夢のような2週間をJIN氏はこう振り返る。 「’00年代初頭に世界各地で発生したSARSのアウトブレイクと、’09年インフルエンザのパンデミックの経験から、新型コロナウイルスを懸念材料としてある程度相場は下落するだろうと予想していました。ですが、『日本経済に致命的な打撃を与えることはない』といった旨の専門家の発言や、WHO(世界保健機関)の『国際的な移動や貿易を不必要に阻害する対策は取るべきではない』という表明を聞いて、インフルエンザの別バージョンくらいにとらえてしまったんです。大暴落はないと完全に安心しきっていました」

ダウ1190ドル安! 理性を奪った悪魔の下落幅

コロナ失職の悲鳴

含み損4000万円を抱えている状態。今後の為替の動きではさらに損失額が増える恐れも

 JIN氏は、米株(NYダウ、ナスダック、S&P)での先物取引、FXではドル円、豪ドル円、英ポンド円をすべて「買い」で保有していたという。 「下降相場になってもそれは一時的で、すぐ反発するだろうと判断しました。そのため、下落したタイミングで株や為替の買い増しをしていったんです。これが地獄の始まりだとは、夢にも思っていませんでした」  しかし、かつてないほどの下落スピードで何度も“過去最大の暴落”が更新されていく。そのチャートの動きを目の当たりにして異常事態だと肌で感じたJIN氏。「何度かロスカットを行った」と言うが、損失の大きさに思考は停止し始め、冷静さを取り戻すことができなくなっていく。

含み損の金額に怯え夜も眠れない日々が続く

コロナ失職の悲鳴

「先行きが不透明すぎて本当に恐ろしいですよ」と戦々恐々で語るJIN氏

「なんとかして含み損に耐えようと思いました。しかし、相場は急落を辿る一方で、完全に予想を上回り、頭が真っ白になってしまいました。連日のネガティブなニュースが耳を素通りし、謎の腹痛と頭痛、眩暈にも襲われ始めて……。次第に食欲も失い、2週間で体重は5㎏も減りましたよ。最後はどうでもよくなって、すべて損切りしました」  米株で3000万円の損失。その後の為替の暴落でさらに1000万円の資産を溶かしてしまったという。現在は「マイナス4000万円の含み損に耐えています」と、涙目で語るJIN氏。今後についてはこう語る。 「まだ多少の資産があるとはいえ、コロナショックで大切なお金の大半を失ってしまいました。今、抱えている含み損がどうなるか考えるだけで、毎日怖くて眠れず、ついには不眠症に陥っている状態です。YouTubeの配信で小銭稼ぎをしているとはいえ、まったく損失を補うことはできません。私はこれからどうしたらいいのか……誰か助けてください」  広々としたベッドで安眠する日が来るのを祈るばかりだ。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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