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新型コロナで閉店ラッシュの飲食店。北海道では自殺する経営者も…

都内の飲食業でも売り上げ半減! 全国で苦渋の閉店が相次ぐ

 各業界に吹き荒れるコロナ禍。停滞する日本経済や企業活動への損失は計り知れないが、解雇や契約解除などで職を失った人はすでに続出している。今後間違いなく増える“コロナ失職”の深刻な現状に迫った!
コロナ失職の悲鳴

閑散とした状態が続いていた、米田孝昌さん(仮名・44歳)が経営する札幌のジンギスカン店。4月を迎えることなく閉店を決めた

インバウンド需要を狙った店は大打撃

▼小山昌平さん(仮名・46歳)……都内でオタクカルチャーをコンセプトにした海外客向けバーを経営。コロナ禍以前はバイト15人体制で月300万円を売り上げていた =====  コロナショックの煽りを受ける業種で真っ先に思いつくのが飲食業だろう。不要不急の外出自粛にテレワークの推奨で繁華街はガラガラ、開店休業状態の飲食店は少なくない。当然、蓄えがなければ閉店に追いやられるだけだ。  新宿区でインバウンド需要を見越したコンセプトバーを経営していた小山昌平さん(仮名・46歳)は、採算の見通しが立たず3月いっぱいで自身の店を畳んだ。 「2月の売り上げは例年のおよそ半分に激減。バイトのコたちには辞めてもらい、少ない正社員でなんとか頑張ろうとしたのですが、3月に入りさらに悪化。事態が収束する気配はなく、首が回らなくなる前に閉店を決めました」  手元にあった運転資金は約300万円。やろうと思えば続けられるのではないかと聞くと、小山さんは首を横に振った。 「今(3月末の取材時点)はまだ緊急事態宣言やロックダウンには至っていませんが、これからますます危険な状況になるでしょう。飲食店の利益率は1割程度と薄利多売。これだけ売り上げが減ると大打撃なんです。この状態が3か月、半年と続くかもしれないと思ったら、店を開けていても赤字が増えていくだけ。経営を持たせる体力はもうないと判断しました。3月いっぱいで閉める飲食店は都内でもかなり出てくるんじゃないかな。廃業は残念ですが、子供の学費や家のローンもあるので……」  繁華街から人々の姿を消した新型コロナウイルスは、飲食店の灯も消していく。
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