デジタル

Zoomがもっと快適になるスピーカー。大勢の会話も聞き取れて会議や飲み会で大活躍

 新型コロナウィルスの被害を防ぐために外出自粛要請が出ているため、近くに住んでいる家族や親戚にも気軽に会えない状況が続いている。  そんなときも活躍するのがZoomだ。夕食時にでもお互いの家をつないで会話できれば、とても楽しく、家族と会えないストレスも解消できる。デジタルが苦手な人が多い高齢者でも、Zoomの参加ぐらいであればどうにかクリアできるはず。電話などでサポートしながら、アプリのインストールとURLの開き方を説明してあげよう。

新型コロナウイルスの影響で、いちやく有名になったZoom

 一度繋がってしまえば、絶対に感動してもらえるはず。筆者もデジタルに疎い親にZoomをインストールしてもらった。  ただこのZoom、1対1であればスマホでもノートPCでも問題ないのだが、注意したいのは1台で複数人で会話をする場合だ。家族の場合、当然リビングなどに集まってコミュニケーションすると思うが、その際はデバイス内蔵のマイクでは性能不足になりがち。誰が話しているかわからなかったり、声が大きかったり小さかったりするのだ。みんなおとなしくしてるわけもなく、動き回ることもあり、その音も気になるかもしれない。

複数人が同時に話してもOK。これがあればZoomがもっと快適に!

 そこで、オススメなのがスピーカーホン。マイクとスピーカーが一体になっていて、フリーハンドで通話できるデバイスだ。本来は、複数人がいる会議室と遠隔地をつないでビデオ通話する際に便利な製品で、複数人が同時に話しても、相手が聞きづらくなりにくい機能を搭載している。マイクやスピーカーの性能もデバイス内蔵のもの比べて高く、ビジネスシーンでは必須とも言えるアイテムだ。  新型コロナウイルスの影響でビデオ会議やZoom飲みの機会が増えた筆者も、先日スピーカーホンを購入した。選んだのは「Anker PowerConf」。本格的なスピーカーホンは2万~5万円するのだが、2月下旬に「Anker PowerConf」が1万2980円(税込)で発売されたので飛びついたのだ。

アンカーのスピーカーホン「Anker PowerConf」

 PCやスマホ、タブレットとはUSBやBluetoothで接続する。後は、そのデバイスのマイクやスピーカーとして動作するようになる。バッテリーを内蔵しているので、ワイヤレスで利用することも可能。その場合は最大24時間まで連続通話できる。本体のサイズは12.4cm四方で、広い会議室で使うにはちょっと小ぶり。とは言え、自宅飲みのテーブルの上にはありがたいサイズだ。  Zoomを起動したら、左下のアイコンからマイクとスピーカーを「Anker PowerConf」にする。これで、Zoomで通話できるようになる。

USBもしくはBluetoothでPCに接続する

Zoomの設定画面で、カメラとスピーカーの両方を「Anker PowerConf」にする

 あとは、普通に会話を開始。スピーカー音質はクリアで、音を大きくしても聞きやすい。本体には6個のマイクを搭載しており、360度からの音声を確実にキャッチする。その際、音を認識したマイクの方向にあるLEDが青く光るのが、かっこいい。
次のページ
声の大きさや座っている位置にかかわらず音量は均一
1
2
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

記事一覧へ
おすすめ記事