更新日:2020年06月15日 21:12
仕事

今年入社のCAは大変?ANA内でささやかれている噂

JALで教育が厳しかったのは2011年入社

パイロット 2大エアラインのもうひとつであるJALでも同じように厳しい世代はいるのだろうか? JALで働く6年目の三木まどかさん(仮名・27歳)に話を聞いた。 「うちはANAで言う05ちゃんのような怖い世代はいなくて、年齢関係なく仲がいいですね。ただ、経営破綻の影響で2011年、2012年は新卒を取っていないので、新卒社員時代が長かった2011年入社の先輩は、めちゃめちゃ厳しくしつけられたそうです。それこそ、お客様の前で怒鳴られたりとか、パイロットに厳しく叱られたりとか。でも、2011年入社の先輩は『自分たちは、そうならないようにしよう』と決めて、後輩たちに優しく指導されたと聞きます」  ただ、50代くらいのパイロットやCAはまだバブルを引きずっていて、鬱陶しがられている人たちもいるらしい。 「痛いな……こいつバブル引きずっているなって思うのは大抵年配な方ですね。『経営破綻前の人達だろうな』ってすぐにわかります。あまり関わらないようにしていますが、時々面倒なことを言い始めるので正直ウザイですね」  JALでは社内の人に対して雰囲気が悪いと、管理部門に報告書が上がってしまう。CAのなかで対応が悪い人がいたら、その管理している部門に報告が行き、厳重注意されることもあったと語る。  2021年度の新卒採用については、非常に残念だと三木さん。JALは、既に内定を出している人を除いて、採用を中断すると5月27日に発表している。 「先にANAの採用一時中断と、スカイマークの採用中止というニュースが出たときに、うちは採用すると言っていたんですが、結局断念になってしまいました。CAになるために就活浪人するという人もいるので、就活生のことを考えると心配ですね」  航空業界に限らず、21年卒の就活生は気苦労は絶えない。彼らの未来を明るくすべく、新たな社会構築が早急に必要なのは確かだ。 <取材・文/すずきおさむし>
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