仕事

テレワーク強制も自宅に場所がない! 妻からは「今日も家にいるの?」

「新たなワークスタイル」として広まったテレワーク。Zoom会議や出社日数調整が行われ、我々の職場環境は確かに激変した。しかし、なかには激しい変化で混乱をきたす社員も。今回は「家では居場所を探してさまよい続け、会社からは家にいるのに監視される」と話す岸谷裕司さん(仮名・42歳)に話を聞いた。

劣悪な環境でも働くテレワーカーたちの奮闘記

テレワーク地獄

座椅子を購入するも家族に奪われ、カーペットを折りたたんで椅子代わりに。「書斎は、夢のまた夢です」(岸谷さん)

 誰もが自宅で快適にテレワークができるわけではない。そこにもまた格差が存在する。大手電機メーカーのSEとして働く岸谷裕司さん(仮名・42歳)は、妻から「今日も家にいるの?」と小言を言われながら、週の半分以上を小学生の子供の学習机を借りて、なんとか作業場所を確保している。 「子供が学校に行っている間だけ学習机を借りて、9時から18時まで仕事しています。でも15時をすぎると長女が帰ってくるので、部屋を追い出されてしまうんです。  それからは4畳半の物置部屋に折り畳み机を広げての作業ですが、これがまたツラい。机の高さが合わなくて正座したりあぐらをかいたり、無理な姿勢で試行錯誤しているうちに、持病の腰痛が悪化してしまいました……」

配布されたノートPCには監視アプリが

 コルセットを巻いて、床との間に枕やクッションを挟むなど工夫を凝らすが、状況は改善しない。 「正直、子供の学習机だと照明もあるしイスに座れるので天国ですよ。せめてもの思いで買った高級な座椅子も『コレ、いいわね』と妻にとられてしまいました」
テレワーク地獄

高さの合わない折り畳み机のせいで、腰痛も日増しに悪化。コルセットをきつく巻いて今日も耐え忍ぶ

 物置部屋で必死に腰の痛みに耐える岸谷さんだが、今後さらに環境が悪くなる可能性もあるそうだ。 「最近小学4年生の次男が自分の部屋を欲しがっていて、物置部屋を子供の部屋にされそうなんです。『ついにここも追い出されるのか』と、戦々恐々としています」  また、追い打ちをかけるように、会社からは厳しい監視の目が光る。 「配布されたノートPCには監視アプリが入っていて、ワードやエクセルなどどんなソフトを何時間使ったかの全履歴が監視されているんです。その記録をもとに2週間に一度、上司との面談で問い詰められる。家では居場所を探してさまよい続け、会社からは家にいるのに監視される。ストレスで腰と胃が爆発しそうです」  今日もカーペットを折りたたんで椅子代わりにした、過酷な環境で仕事する岸谷さん。 「書斎は、夢のまた夢です」  そう簡単に解決できない悩みに、共感するサラリーマンは多いのではないだろうか。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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