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コロナ禍の宅食サービス。低糖質、高たんぱくのメニューで15kg減

コロナ禍で宅食サービスを活用、15kgダイエットに成功した50代男性

 コロナ禍からもうすぐ一年。社会人の食事スタイルにも変化が生まれ始めている。大阪の企業に勤める会社員の織田善紀さん(仮名・54歳)は、昨年春の緊急事態宣言から外食でのランチを控えて宅食サービスの「nosh(ナッシュ)」を利用しはじめたという。
nosh

ある日の織田さんのランチ風景。コンビニおにぎりとnoshの組み合わせが定番。この日は0キロカロリーの寒天もデザートに追加

 noshとは調理人が料理した食事が冷凍便で届く宅食サービスで、アプリからオーダーができて糖質30g以下、塩分2.7g以下、高たんぱく質のように栄養面に配慮した特徴を持つ。織田氏は自宅に届いた8食セットのnoshから毎週4食を会社に持ち込んでいる。 「前回の緊急事態宣言以降、週4日でnoshの料理を食べるようになりました。オフィス街なのでnoshより安い値段の弁当も売ってますが、そういった弁当は揚げ物の比率が高くカロリーも気になります。栄養バランスを考えると手が伸びません」  レンジで解凍したnoshにコンビニおにぎりを足すのが織田氏の定番ランチだ。nosh1食あたり500円少々+おにぎり2個でランチ予算は700円代と「コストパフォーマンスも良く、無理なく続けられる価格」だという。

食生活の見直しで、体重86kg→71kgのダイエットに

 noshでのランチ生活に加えて、コロナ禍で夜の飲み会が消滅し自宅での夕食が増えた織田氏。これを機にカロリー管理アプリを使って1日あたり2000キロカロリー摂取を目安に食事を改善したところ、最大86kgあった体重が71kgまで減り15kgのダイエットに成功したという。 「数年前からスポーツジムにも通っていたのですが成果はありませんでした。それが食事を変えただけでここまで体重が落ちるとは。娘に驚かれるし、医者からも褒められました。身体が軽くなったことで、悩みだった膝の関節痛もなくなって爽快です」  明るさを声に滲ませる。食生活改善の効果はてきめんだったようだ。
nosh

noshのホームページ。シェフが料理するとあって味は折り紙付きのようだ。ヘビーユーザーにはディスカウント割引もある

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不動産、マネー、ネットカルチャー分野を得意とするフリーライター。社会事情についても執筆する。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』(WAVE出版)。X(旧Twitter):@yuutaiooya

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