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前田敦子は女優として生き残れるか? 日本ではなく海外で花開く可能性も

 元「AKB48」の中心的メンバーで現在は女優として活動する前田敦子が、’18年に結婚した俳優・勝地涼と離婚協議に入っていると一部のマスコミに報じられてる。’15年の『ど根性ガエル』(日本テレビ系)、’18年の映画『食べる女』での共演を機に交際を始めた2人はスピード婚約し、第一子を出産。しかし、子育てでのトラブルや嫁・姑問題などから夫婦仲に大きな亀裂が入ったとされている。
 そんな渦中の前田は年末に所属事務所の太田プロを退社し、フリーとして女優活動することを発表。週刊誌の報道ではハリウッド進出を目論んでいると言われているが、“あっちゃん”は今後の俳優として成功するのか? ドラマの現場に携わる関係者たちに話を聞いた。

業界屈指の映画マニアだが演技力に疑問符も……

 ドラマ制作会社で長年働いた後、現在はフリープロデューサーを務めるA氏はこう語る。 「意外と知られていませんが、前田さんは映画マニアで「大衆作からマニアックな海外映画までかなりの本数を見ている」と現場で話していたほど。映画女優としてもっと花を開かせたいという思いが強いらしいです。  演技力でいえば、『Q10』(日テレ系、土曜午後9時~)や『花ざかりの君たちへ ~イケメン☆パラダイス~2011』(フジ系、日曜午後9時~)のころに比べると格段とうまくなっている印象は受けますが、達者な俳優と対峙するとまだまだですよね……。  昨年放送された社会派コメディ『伝説のお母さん』(NHK、午後11時30分~)の主人公・メイ役ではコメディセンスを評価されていましたが、脚本が面白かったからという意見も多く、前田さんでなくても成り立ったのかなと……」

川栄李奈・大島優子、さらには坂道系のライバルも続出

 ドラマのキャスティングを手掛けるベテランのC氏にも話を聞いた。
「我々から前田さんを使おうという話はまず出たことがない(苦笑)。NGが出た場合の2、3番手の候補が多かったですね。彼女の場合は、主役かそれに準ずる役を与えないといけないワケですし、そうなると演技力なども加味すると抜擢しづらい。  同じAKB出身であれば、どんな役どころもこなせる川栄李奈さん、カッコいい女性やキャリアウーマンなら大島優子さん、闇を抱えた役であれば松井玲奈さんなどが思い浮かびますが、前田さんは演じられる役の幅が狭いんですよね……。今は乃木坂46や欅坂46(現・櫻坂46)を卒業したメンバーにも演技が上手な子はいますから、そちらにもキャスティングは流れていっています」
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海外では高評価を受ける儚さのある演技力が生きるか?
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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